Hiroさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.7

「岸辺露伴、ルーブルへ行く。」
露伴先生、ルーブルまで行ったのに…という感じでした。何が言いたいかというと、パリでのシーンが少なすぎて驚き。

新年一発目、何を見ようかなと色々ぐるぐるしていましたが、
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

4.2

「アンダーカレント」
人を分かるって、どういうことですか。

あぁ、すごい。この作品は。好みが分かれるとか最早そんなレベルでは無い。この映画があることで救われる人がいる。

基本1人でも生きていけてし
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さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

2.7

「さよならの朝に約束の花を飾ろう」
期待していたのと違かった〜……。まぁ往々にしてあることではありますが、やっぱりちょっと残念。

世界観は素敵なんだけど、ストーリーがいかんせんすっと入ってこない。生
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.8

「ちひろさん」
過去を背負い、拘りを愛し、自分とは何者かを知っている人間は強い。

あぁ、私もこんなふうに軽やかに、だけど地に足をつけて生きていきたいと思いました。
原作の『ちひろさん』、確か3巻くら
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29歳問題(2017年製作の映画)

3.8

「29歳問題」
結構好きです。そこまで期待していなかったのに、所々でぐさりとやられてしまった。

仕事も恋人も、全て自分で選んだはずで、上手くいっているはずなのに何故か心が満たされない。けれど虚しいと
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スイミング・プール(2003年製作の映画)

3.4

「スイミング・プール」
オゾン監督5作品目。毎回物語のテーマは違うものの、監督特有の色彩感とフランス映画らしい白昼夢のような空気感が堪らなかった。

結局何が真実なのか分からないところが最高に良い。人
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ひまわり(1970年製作の映画)

3.5

「ひまわり」
こんなにも1人の人を深く、長く愛することは出来るんだろうか。

前々から観たいと思っていた映画。ソフィア・ローレン、やっぱり独特な空気感を持つ俳優だなぁと実感しました。物凄く芯のある気の
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.8

「奇才ヘンリーシュガーの物語」
久しぶりに見た映画がこれで良かった。
ウェス・アンダーソンの作品は何というか、気持ちがいいんですよね。心地いい。文字や映像の波に呑まれて、彼の世界に否が応でも引き摺り込
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

3.6

「ノッティングヒルの恋人」
少女漫画のような、何だか見ているだけで胸が高鳴る、そんな映画でした。

とにかくヒューグラントが素敵すぎるな…。あんなにブルーシャツが似合う人居ないんじゃないだろうか。職業
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チャーリング・クロス街84番地(1986年製作の映画)

3.8

「チャーリング・クロス街84番地」
静かで、穏やかで、だけど面白い。中々ない雰囲気の映画でした。

今の時代、欲しいものなら何でも手に入る。むしろ手に入れたいものが、本当に自分が心から望んでいるものか
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.0

「Don’t worry darling 」
なるほどなーという感じの映画。個人的には今一つハマらなかった。

設定としては面白いというか、ストーリーの展開もそう来るか、という感じではあるんだけど、何
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.7

「かもめ食堂」
滅茶苦茶良い。空気感が大好きです。あんな食堂があったら毎日通っちゃうな。

特に何か大きいことが起こるわけでもなく、ただそれぞれに何かしらの事情を抱えてフィンランドにやってきた女性3人
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Summer of 85(2020年製作の映画)

3.7

「Summer of 85」
オゾン監督らしさ満載というか、夏の物語なのに悲壮感漂う感じが凄く好きでした。たった1人の人を愛し抜いた6週間。それはきっと彼にとって一生忘れられないものになったんだろう。
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カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

3.5

「カールじいさんの空飛ぶ家」
ピクサーとか、ディズニー映画って時を経ても尚色褪せないワクワク感があるというか、いつまで経っても童心に帰れるのが凄く好きです。

終始ありえないことしか起きないけれど、そ
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ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

3.3

「ブリジット・ジョーンズの日記」
コリン・ファースとヒュー・グラントに狙われる人生とは…。

内容は最早無いに等しいようなものですが、こんな映画を見る日があっても悪く無い。頑張ってる自分へのご褒美みた
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これからの人生(2020年製作の映画)

3.8

「これからの人生」
たまたま見つけた映画が凄く自分好みの映画だったりすると、何故かとても嬉しくなるけれど、これはそんな映画。

難民のモモとホロコーストの記憶を抱えた老婦人の2人が心を通わせていく、た
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アメリ(2001年製作の映画)

3.8

「アメリ」
初めから終わりまで、何処をどう切り取っても面白くて不思議で、ちょっと不気味だけど可愛い、そんな映画でした。

フランス映画、色々と観るようになって暫く経つけれどそういえば一回も見たこと無か
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バーレスク(2010年製作の映画)

3.8

「バーレスク」
物凄くパワフルで、キラキラした映画。ザ・ミュージカルという感じだけど、唐突に歌い出すとかではないから、ミュージカル苦手な人も好きになれるんじゃないかな。

とにかくシェールとアギレラの
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.7

「イエスマン」
あぁ、たまにはこんな映画を見るのも悪く無いな。そう思える映画でした。

何にでもイエスを言えば良いのかというとそういう訳でもなく、自分の意思を持った上で、本当にやりたいことや望むことに
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ゾディアック(2006年製作の映画)

3.6

「ゾディアック」
見終わった後も残る、このモヤモヤ感。当時の刑事やロバートがどんな思いでいたのか、少しは分かったような気がします。

恥ずかしながらこのゾディアック事件、この映画を見るまで全く知りませ
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場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

3.8

「場所はいつも旅先だった」
旅に出ただけで、自分が見ている世界が1日で変わるなんてことも、そうそう無い。でもどうして人は旅に出るんだろう。

ゆったりと、静かな映画でした。真夜中か空が白けてきた早朝に
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.2

「神は見返りを求める」
人間の行為なんて結局、裏を返せば全部自分のためのものでしかない。誰も自分のことを見てくれないと悟った時、人は爆発する。

朝からこんなの観るんじゃなかったーと後悔してしまったの
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.1

「ミッドナイトスワン」
誰かを愛し、愛されたい。
そんな普通のありふれた願いを、願うことすら許されないような人がいる。

重く、苦しい内容であることに間違いはないのだけれどそれ以上に一果の踊りのシーン
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ラン・ラビット・ラン(2023年製作の映画)

2.8

「Run Rabbit Run」
インディーズ映画だなぁという感じ。不安を煽ってくる割にはそこまで衝撃的な事が起こるわけでもなく。結局人間が一番怖いよね、という話。

うさぎの設定がよく分からなかった
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.3

「NOPE」
ホラーと西部劇とあとエヴァ。そんな感じ。

個人的には「ゲット・アウト」みたいなヒリヒリしたホラーを期待していたので、少し拍子抜けという感じがしないでも無かったけれど、そこそこ面白かった
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.5

「死刑に至る病」
とにかく阿部サダヲが怖い。
なんなら今後、テレビで笑っているのとかを見てもちょっとトラウマになりそうなくらい。最初、川に流しているのを桜か何かだと勘違いしていた自分が恐ろしい。

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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.5

「エターナル・サンシャイン」
2人の男女が出会って、別れて、また出会うだけの物語。特別なことなど起こらない。ただ淡々と、人は人と出会って忘れていく。

映像がとにかくお洒落。CGを使っていないのが本当
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エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

3.9

「エノーラ・ホームズの事件簿2」
1よりも数段面白さがアップして、ホームズも活躍して、だけどエノーラは相変わらず利発で可愛いままだし、デュークスベリー伯爵はかっこいいままで、なんとも素敵な続編でした。
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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.5

「エノーラ・ホームズの事件簿」
最初から最後まで楽しい。けれど、ミステリーだと思って観てしまうと少し拍子抜けする作品かなとも思いました。でも、素敵な作品であることに間違いはない。

シリーズ作品になる
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リベンジ・スワップ(2022年製作の映画)

3.8

「リベンジ・スワップ/ Do revenge」
マヤ・ホーク、最強です…。あんな女の子いたら絶対に友達になりたいけど、多分なれないな〜とか思って観てました。

予想していた結末から二転三転していくのが
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.0

「きさらぎ駅」
何これウケる〜という謎ギャルマインドで見ていたのですが、最後の最後でしてやられた…。なんだあの胸糞エンド。

「きさらぎ駅」、話題になったのは随分前のような気がするので、どうして今更映
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僕らの先にある道(2018年製作の映画)

4.4

「僕らの先にある道」
人生は思い通りにならない。
愛した人は戻ってこない。
それでも私達は生きていく。

凄くリアルで、生傷に手を当てられたみたいにヒリヒリとして、でもどこまでも優しい映画でした。恋愛
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わたしたち(2016年製作の映画)

4.0

「わたしたち」
“僕も叩いて向こうも叩いたら、いつ遊べるの?”
凄い映画でした。劇的なことは起こらない。淡々と彼女たちの日常は続いていく。誰かを傷つけて、傷つけられたからまた傷つけて。そうしないと生き
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アメリカン・マーダー: 一家殺害事件の実録(2020年製作の映画)

3.5

作品を見た今でも、なぜ彼があんな行動をしたのかがわからない。
仕事も、あって、家族にも愛されて、これから生まれてくる子供もいたのに。

全編フェイスブックや、当時のやりとりのみで構成されているので、物
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.1

「グランド・ブダペスト・ホテル」
これがウェスアンダーソンの世界観か…。なんて素敵なんだ。もっと浸っていたいくらい。

これはコメディなのか、サスペンスなのか、はたまたドラマなのか、何ともジャンル分け
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