lemmonさんの映画レビュー・感想・評価 - 80ページ目

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追想(2018年製作の映画)

3.7

若い二人のういういしさ溢れんばかりの不器用な関係性を、恐ろしくも残酷なまでに描いた作品。

そう、残酷だ。この映画はセックスを何かの参考書にでも載っていそうな、性行為という言い方で攻める。

愛し合う
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

2.2

この出演者はそそられます。眺めているだけで楽しい。

サンドラブロックとケイトブランシェットが並んだ画が、映画史に残る。これだけで充分。

スピード感、緊迫感で攻める気は無かったと思う。ユーモア、おし
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.6

胸が締め付けられる。

画面からほとばしる緊迫感は、真っ白な風景から、少しの色がざわめくところからひしひしと感じられる。冒頭の白装束のジェレミーレナーから、もうすでに彼に何があったか、釘付けにさせられ
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

2.4

ヘイルシーザーで苦手な印象を持ってしまっていたオールデンエアエンライクが、大好きになった。なんとも個性的な顔立ちで、どうにもそこに目がいって集中できなかったが、一転この映画だと、友達になりたくなった(>>続きを読む

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

1.9

乗れなかった。

この手の映画は、見せずとものエロティックな部分と何か画面全体から放たれる不穏な空気・魅惑・妖気的なものの緊張感を楽しめるもので、自分の好きなジャンルではあるのだが、、、

ダニエル・
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.2

こんな言い方はよくないのかもしれないが、映画にうってつけの物語だと思う。ヨーロッパは性別に対して比較的許容されてきたと思う。女装に対しても、妖艶と捉えて(とはいっても差別はあるだろうが)、面白い存在と>>続きを読む

さざなみ(2015年製作の映画)

4.3

45年も一緒にいるんだから、この関係性を崩せるものなんて何もないんじゃないの?ランプリングよ、気にしすぎだろ?と思うも、結局はいくつになろうが、人は人であって、思い悩む生き物。

でも、だからこそ、ど
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.1

ある主ホラー。

AIの進化を静かな狂乱として描く。後半からラストまでの流れが一品。最後に現実の世界とじんわり染み渡るかのように重なっていくところがなおのこと恐ろしかった。

アリシアヴィカンダーのこ
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海街diary(2015年製作の映画)

4.8

日常を切り取った、その何気ないひとこまが、「なんて素敵なんだろう」と思わせてくれる。用意されたエピソードなんてなんでもいいんでしょう。この映画では色とりどりな旬の女優たちを真ん中にそえて、是枝監督が、>>続きを読む

ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

2.9

なんとなく最近はエグいシーンをどんどん魅せることが良しとなっているかのような映画が多い。

この映画、その点、子供達が観ることを考えてか、「そこはっきり見せないんだ」というシーンがチラホラ。自分はびび
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女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.3

クラシック映画の雰囲気を楽しむ。

俳優陣のドアップの表情を陰影、単色のライトアップを効果的に使い分けて、技ありの演出を魅せる。

ここで大事なのはその技法に負けない俳優。ケイトウィンストンはもってこ
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.2

死期がせまった人間に対して、だからなんなんだ、人の人生に同情できる立派な奴なんていない。マクドーマンドは一見冷たいが、いや、同情する奴が偉いのか?皆必死に生きてる。だから、強気に出ようが、目の前で吐血>>続きを読む

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.9

最近、犬猫がご飯食べてるだけで、顔がほころぶ。そんな情緒不安定でこの映画観ると、自然と心朗らかになる。

警察犬時代がやられた。おっちゃんはこの犬に出会えて、一生大切な、心の何処かに生きる糧を得られた
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

2.3

映画の感想ではないかもしれません。


ローレンスは綺麗に脱いでた。

が、隣にいるのはかつて退廃的に裸体をさらしたランプリング。

なんか感慨深かった。


ローレンスは素晴らしいと思うが、これは彼
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

4.1

ダナイグリラカッコよすぎ!
マイケルBジョーダンもクールでした。

主人公が輝くのは次作以降か?
でもなんか、あまり出しゃばらない感じが好感度大。

アヴェンジャーズもいいけど、単独でドンドン新作出し
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.2

ラストが物語る。おかあちゃんの温もりが全て。

愛があれば、なんて臭い言葉、この映画のためにあるね。

素直にならねば、、、

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.5

ひねくれすぎてて、最高。

テンコ盛りなコントシーンの連続なのに、伝えたいメッセージはちゃんと伝わる。変な映画。

家政婦の寄り目、庭師の全力疾走、、、怖すぎです、はい。

結果的に白色人種に対して固
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.4

これ、すごいわ。

裁判員制度が開始され、結局、このぐらいの情報で判断せざるを得ない。

自分自身の思い込みだけで、いくら犯罪者候補だからといって、判断できないよ。

怖い、怖すぎる。人の人生なんて決
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.3

もう、いいじゃないの!
フィールグッドムービーでも!

オクタビアスペンサーのたくましさ、ジャネールモネイの凛々しさ、タラジPヘンソンの可愛らしいさ。

悔しいくらいバランスがいい!

もう素直にヘン
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

2.5

エマストーンの輝きにはやられた。

黄色のドレスで、ポーズを決めるダンスシーンだけで、名場面。


が、自分は職人芸のオンパレードだったクラシック映画のミュージカルがやはり好きだ。

上手いけど、素人
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.7

エロティシズムの究極!?

出てくる人間が皆、滑稽だけど、なんか全員憎めない。

悪役だったマイケルシャノンもなんか憎めない。

魚人との、傷口が化膿して臭いやつとのセックスも、求め合ったら止められな
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

2.8

綺麗な映画だったけど、お行儀良すぎて、あまり乗れず。

主人公のお父ちゃんが面白かったなあ。

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.3

シアーシャローナンがルーカスヘッジスを罵倒しながらも結局抱きしめて励ますシーンが好きだ。

少女だか、女であり、母性なんだろね。なんだかあったかくなったし、笑った。

万引き家族(2018年製作の映画)

4.1

これまでの是枝監督はいろんな家族の形を描いてきた。実のところ、この家族は特殊な事情だか観ていて安心感があった。「歩いても歩いても」の方が、設定が現実的だったのに、観ていて人間の怖さを感じた。血のつなが>>続きを読む

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