このレビューはネタバレを含みます
「今だけ・自分だけ」のために利権と経済を優先した保守政党の自然破壊によって起こる、避けることの出来ない人類絶滅を描いた作品で、クリスマスの幸福感と泣き叫んでも逃げられない「死」とのコントラストで、感情>>続きを読む
自分の命のためにナチスに与して贋札を造らなければいけないことへの葛藤をみんなが持つ中、血の気の多い仲間や謀反を告発しようとする仲間を抑えつつ、時には悔しさをあらわにしながらも、冷静にしたたかに生き延び>>続きを読む
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ほとんど何も起こらない序盤は相当眠たい感じだけど、出口だと思ってたところが出口じゃなかったあたりから、(ひとつひとつシーンは弱いけど)テンポよく色々なことが起きて、そこからは楽しめた。
2024-2>>続きを読む
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中国語を話す宇宙人・王さんと、厳しい尋問をうける王さんに同情する通訳が主人公のイタリア産B級SF映画。
宇宙人が中国語を話すっていう出オチだけで1時間近く引っ張り、「何しに来たんだ!」「交流のために>>続きを読む
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台湾のNo.3指名手配犯が上位2人を殺していく、という『殺しの烙印』みたいな世界観。
娘の床屋を隠れ蓑にして生活しているザ・ヤクザみたいなNo.2と、澎湖島で「新心霊舎」という新興宗教をやってるNo>>続きを読む
おじいちゃんカメレオンのレオが74年間教室で子どもたちを見てきた経験を活かして、5年生たちの悩みを解決していく話。
レオたち動物がかわいいのはもちろん、テンポのいいコメディが面白くて、頭を空っぽにし>>続きを読む
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湿地のお屋敷で住み込みで介護する主人公が、そのお屋敷の迷信深い奥さんの呪術で脳卒中になったおじさんを救おうと呪術で対抗するが...
お屋敷×古の呪術
の「ミイラ取りがミイラになった」話
鏡には真実>>続きを読む
ウェス・クレイブン監督作品で、ツインピークスのエド(エヴェレット・マックギル)とネイディーン(ウェンディ・ロビー)が狂人の夫婦役(実際は兄妹)で出演しているのでそれだけで観る価値がある。
ほとんど夫>>続きを読む
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ホラーとしては地味な作品だけど、家族のつながりを大切にする韓国の儒教道徳をベースに、孤独な異国の地で母の娘への愛が呪縛になって、それを断ち切るという普通にいい話だった。
2024-22/字幕
バタリアン シリーズ3作目
前作までの楽しいコメディ展開はなくなって、ゾンビになった彼女と逃避行する切ないラブロマンスになっている。
コンビニでトラブルが起きるシーンはよかった。
彼女が食欲を抑え>>続きを読む
伝染病、腫瘤、糞、虫、奇形、精液にまみれた不快指数MAXのアート系オムニバス映画。
最初は汚いだけでつまらないと思っていたけど、気づけば下劣で刺激的なオートマティスムに惹き付けられていた。
喋るデ>>続きを読む
『ファンタスティック・プラネット』のルネ・ラルー監督作品。
色々な惑星のデザインや、生き物が個性的で、それだけで楽しい。
顔のない全体主義の鳥人間がいる惑星が出てきて、冒険SFのなかに思想も盛り込>>続きを読む
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原子力発電所のふもとに住むニワトリたちのドタバタ劇を描いた、原発大国フランスのショートフィルム
最初はフェルトの感じがただただ可愛い日常の風景
それを振りにして、原発から煙が出てきて異常が起きる後半>>続きを読む
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心霊ホラーかと思いきや...
警察が信じてくれない中盤あたりがダレたけど、強盗が逃走するオープニングや前半のジュブナイル全開なシーンだったり宇宙人ものなんだっていう意外性があったのは面白かった。
2>>続きを読む
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「私たちはこの法廷で悲劇を見た。君は頭がいい。人間性の無駄遣いだ。弁護士として見たかった。君は道を誤った」という判事の実際のセリフと涙の溢れるザック・エフロンの顔のドリーインのシーンがよかった。
2>>続きを読む
資本主義による格差がもたらした無秩序な暴動とその暴力的回復
激しいシーンを固定されたカメラワークでドライに写しているので淡々と進んでいく。
2024-15/字幕
スティーヴン・キングが「Book」誌で年間ベストワン映画に挙げて話題になった名作B級映画。
特殊メイクのスタン・ウィンストンが製作を務める。
だだっ広い森の中で、奇形のマウンテンマンたちにキャンパー>>続きを読む
静かな海辺の田舎町に音もなく訪れる霧。
エドガー・アラン・ポーの「夢の中の夢」の引用から始まるおとぎ話のようなストーリーと、草木も眠る真夜中にラジオの音だけが聴こえる静かな田舎町の雰囲気が詩的で非常>>続きを読む
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リメイク版の『インビジブル・ウィットネス』を3年前に観てて、内容は全く覚えてなかったけど、モヤモヤが残って楽しめなかったことだけは漠然と覚えていた。
今回、その時に教えてもらっていたリメイク元を鑑賞し>>続きを読む
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『女神の継承』の監督が23歳のときに撮影したホラー映画。
隣のトイレに女の幽霊がいるかと思いきやニューハーフ
しっか実態のある幽霊が天井を歩くとか、ちょっと面白い表現を入れつつ、終盤はしっかり怖く>>続きを読む
第二次性徴期の少女が育てた、もうひとりの自分。
抑圧と摂食障害がテーマらしい。
メインビジュアルに惹かれて楽しみにしてたけど、SNSで幸せをアピールする人のいびつさ×少女のストレスが具現化したモン>>続きを読む
実際の事件を再現したテレビ映画。
主人公の言い分は稚拙だけど、それでも100%犯人とも言えず、裁判の難しさを感じた。
動機について、自分も浮気しててもパートナーの浮気は許せないものなのか、浮気相手>>続きを読む
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「この家は悪夢そのものだ」
かつて映画批評家をしていたアルジェントが歩んだかもしれないパラレルワールド
ギャスパー・ノエが尊敬するアルジェントにオファーした
孤独感を表現するスプリットスクリーン>>続きを読む
脱力系不条理
意味のないシーンやセリフ、登場人物が増えていって複雑になりそうでならない展開とか、このゆるさが観終わった後にジワジワ癖になる感じ
小指の爪だけ伸ばして真っ赤なマニキュアしてるキャラの>>続きを読む
ネット小説の映画化作品。
日本では韓国映画ブームの火付け役になった。
ワガママな彼女と尻に敷かれる男のラブコメで、付き合ってはいるけど訳あってなかなかその先に進展しないふたりの短いエピソードが詰まっ>>続きを読む
ただの台湾ゾンビ映画かと思ってたら、一昔前の自主制作映画のような安っぽさはあるけど(それもまた良いけど)、それを超えてくる血の量とエログロ残酷描写に度肝を抜かれた。
2024-5/字幕
ブリー・ラーソン初監督作品。
ラメを散りばめたような子どものころの感性を持ったままの主人公が、アーティストになるのを諦めて、派遣社員として働き始めるけど、それと同時に「ユニコーンを飼いたい」という子ど>>続きを読む
シリーズ4作目。
チャッキーが恋人ティファニーとシリアルキラーハネムーン。
前作から10年後を描いた今作はアンディも出てこず、チャッキーたちが主役になって、前作までとはガラッと毛色が変わった。
コメ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
AIに雑に自動学習をさせることと、AIを擬似親のようにして子どもを雑に育てることで起きる問題をクロスオーバーさせている。
姪と主人公の距離感(物を投げて渡す)
ミーガンのAIならではのギミック(音>>続きを読む
登場キャラたちの飲み込みがはやくて何の引っかかりもなくトントン拍子に進んでいくストーリーに物足りなさは感じるものの、イルミネーションのかわいさとゲーム要素をふんだんに取り入れた任天堂の世界観の融合は期>>続きを読む
感傷的な性の記憶
"What's the meaning of life?"
"LOVE."
「美しく暗く深い森」に入っていくように過去に向かっていく『アレックス』を彷彿とさせる構成だけど、これは>>続きを読む
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飛行機テロのパニックから政治的な展開を見せるが、長くて先の読める感動シーンにうんざり。
アメリカの犬の日本はアメリカが着陸拒否したらたしかにテキトーな理由をつけて追従するだろうなと。
2023-2>>続きを読む
静かな田舎の旅籠の変化に、寡黙な料理人マンスロンの眼差しに、フランス革命前夜の怒りと情熱が宿る。
身分に関係なく誰もが利用できるレストランの誕生が「食」を民主化した。
貴族の高笑いや、公爵がマンス>>続きを読む
タイムループ×デスゲーム×青春
急に仲良くなって青春ドラマ強くなる
2023-263
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主人公の性格の悪さとか、GPSがダメでも119番通報したら通信基地から大体の場所は分かるなとか、個人情報流れすぎとか、そうはならないでしょっていう展開がノイズになって前半はイマイチだったけど、後半のど>>続きを読む