足らんティーノさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

足らんティーノ

足らんティーノ

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.5

マッツの演技を見るための映画。
特に序盤の抑うつ的なマッツの演技は素晴らしかった。

常にアルコールを摂取して血中濃度を保つと、気分は晴れるだろうけど、体への負担とか害を考えたら、普通に専門医に頼った
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IT/イット(1990年製作の映画)

3.5

1990年にアメリカABCで放送された二部作のテレビドラマ

DVDでは両面一層で記録されていて、A面のジュブナイルパートは良かったけど、B面の30年後の大人パートは、ITと対峙することを決意するまで
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シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

3.6

クロエちゃんが空軍将校のマッチョな、モンパニ×戦争映画

ラストのグレムリンとのタイマンの殴り合いが一番アツい。

2023-149/字幕

ザ・ディープ・ハウス(2021年製作の映画)

3.5

『屋敷女』監督コンビがおくる、世にも珍しい水中ゴシックホラー
つまり水中版『リヴィッド』

意外にもポストクレジットシーンがあった。

2023-148/字幕

X エックス(2022年製作の映画)

3.5

A24初の三部作の1作目。
ミア・ゴスが特殊メイクで老女に扮してるって言われるまでわかんなかったな。
名作ホラーの数々のオマージュシーンもあり。
次回作はミア・ゴスの殺人鬼としての過去を掘り下げる話に
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地獄の変異(2005年製作の映画)

2.6

巨大洞窟モンスターパニック

白モグラ、モンスターうなぎ、悪魔の3種盛り。
終始洞窟の中で地味な作品だけど、逆にこれだけ洞窟を楽しめるってとこは良かった。

2023-146/吹替

マネーボール(2011年製作の映画)

3.5

今朝、エンゼルスVSロッキーズの25-1の歴史的一戦を見たので、その勢いでデータ野球の始まりを描いた今作を鑑賞。
統計学を野球に導入したビル・ジェームズのセイバーメトリクスによって貧乏球団であるアスレ
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未来は今(1994年製作の映画)

3.8

「絶望は過去の足かせだ。未来は今だ」

コーエン兄弟が贈る、クリスマス映画(舞台は大晦日)のようなハッピーエンドとハイテンポなスクリューボールコメディ

敏腕女記者が出てくることもあってヒズガールフラ
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ディープ・ブルー2(2018年製作の映画)

3.3

海上研究所で、遺伝子操作によって誕生した天才オオメジロザメと、その子どものピラニア子サメ軍団が襲ってくる、ディープ・ブルーのまさかの続編。

B級映画としては普通におもしろいし、それに加えてディープ・
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ディープ・ブルー(1999年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

サメが担架の乗った人を窓にぶつけてガラスを破る、サメがコックをオーブンで焼く、演説サミュエルをいい所で食う、縦坑のシーン、ウェットスーツを脱いで絶縁など、一捻り効いた展開とテンポの良さが、他のサメ映画>>続きを読む

ヒルコ 妖怪ハンター(1991年製作の映画)

3.6

塚本晋也流ジュブナイルホラー
高校生版 学校の怪談

『死霊のはらわた』のようなスピード感のある化け物視点のカメラワーク。
『遊星からの物体X』のようなモンスター造形。

可笑しさと、なるほど虫だから
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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

3.7

リブート版三部作の最終章
シーザーの長い旅の終わり

今回はエイプVS人間の壮大な最終戦争なのかと思いきや、エイプたちの脱獄映画、しまいには人間VS人間、そして唐突な終焉で、一瞬スケールダウンしたよう
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猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

3.6

リブート版第2章
猿インフルにより存亡の淵に立つ人間と、繁栄を始めたエイプたちとの戦いの起りを描く。

個人的な「敵」への憎しみを全体の大義(国のためとか)とすり替えて、戦争をしたがってる人間は実際に
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猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

3.8

『猿の惑星』を圧倒的なVFX技術でリブートした作品。
オリジナルストーリーでありつつ、猿の惑星の発端を描くことで、過去のシリーズのパラドックスを収束させる内容になっている。
過去の作品では反戦的なメッ
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キサラギ(2007年製作の映画)

3.8

アイドルの自殺の真相を探る密室ワンシチュエーション サスペンス コント

伏線回収の気持ちよさに溢れてて、それぞれが見ていた虚像を組み合わせて如月ミキの実態にたどり着くラストには感動すら覚える。

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REVENGE リベンジ 鮮血の処刑人(2020年製作の映画)

2.9

てっきりフランスのREVENGEのハリウッドリメイクか続編か何かだと思って観たら、強い女の復讐物に、似たような邦題つけてリリースしただけのやつだった。
もちろんB級映画で、アクションも寸止めがもろ映っ
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.9

ブラジルの奥地において古くから繰りかえされる階級間の争いや干魃による苦しみの問題を、現在の視点から普遍性をもたせて描いた寓話的な作品。
西部映画的。
「俺の土地で何してる」

自然と人工物、牧歌的と現
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ザ・ベビーシッター ~キラークイーン~(2020年製作の映画)

3.2

なんでもありのハイテンションスプラッター

ジェナ・オルテガの可愛さ、前作より大人になったジュダ・ルイスのかっこよさで何とか乗り切ったけど、ノリには乗り切れず全然面白くなかった。

2023-134/
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ザ・ベビーシッター(2016年製作の映画)

3.4

数々の名作パロディを加えたポップなスプラッター

そんなこと言ってる場合かよ、そんなことしてる場合かよ、のオンパレードではずしまくる。

逆ハロウィン(逆でもないけど)

次作をにおわせるミッドクレジ
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

メモ

ハイライトのない目

等間隔に背丈の順に並んだ樹木

ナタリのNothing

階段で目が合って簡単に運命を感じちゃう高校生の「君の名は」パロディは、主人公が(殺人鬼の息子であるという)特別感
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.7

チープさを逆手にとった新感覚ホラーゲーム映画。
後半のギミックで爆発的に面白くなる。
「武器があるかもしれないしね」

ギャルい莉子ちゃんかわゆい

ポストクレジットシーンあり
リンtoアオイちゃんね
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トロール(2022年製作の映画)

3.3

ノルウェー版シンゴジ

ノルウェーにキリスト教が伝来した歴史を踏まえつつ、キリスト教徒の血を嗅ぎ分ける、協会の鐘の音を嫌う、といったトロールの特性を活かしたモンスター撃退映画。

信じなきゃ見えない"
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トータル・リコール(2012年製作の映画)

3.9

大筋ではオリジナルを踏襲しつつ、換骨奪胎して、火星と地球ではなく、化学戦争によってイギリス周縁部(宗主国)とオーストラリア(コロニー)にしか居住できなくなった地球を舞台にしている。
スピード感がかなり
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夢二(1991年製作の映画)

4.5

浪漫三部作最終章

夢二が駆け落ちを松金沢で夢に見た宿敵の脇屋とその妻トモヨとその恋敵の鬼松が夢現に宵待草

描くと掻く

詩を絵に詠いあげる

漫画のようなポップなショットも

ジュリーのおどけとい
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ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

3.8

人に聴かせるために歌っていた不遜な"態度病"の主人公が、清らかな大地と純朴な人たちとの交流を通して"村に帰ってくる運命のヤク"になり、オグロヅルのように歌えるようになる話。

先生は「未来に触れる」人
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荒野の処刑(1975年製作の映画)

3.4

ルチオ・フルチによる異色のマカロニ・ウェスタン。

道連れ仲間(酒浸り、墓守、妊婦、賭博師)の強烈な個性と、ヒールのガンマンのかっこよさ。

スイスからのピルグリム・ファーザー

男か女か出産賭博から
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ハロウィン III(1982年製作の映画)

3.4

『ハロウィン3』とは名ばかりで、マイマイも出てこずシリーズとの繋がりもない。
ただ単に、80年代のVHSレンタル全盛期に流行した、サイボーグ映画ブームとオカルト映画ブームのハイブリッド映画、、、かと思
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女神の継承(2021年製作の映画)

3.9

親の因果が子に報い。
先祖代々の祈祷師一族と、その継承を撮影したモキュメンタリー。

悪霊に取り憑かれるミンの迫真の奇行演技はすごいけど、エクソシスト系POVでは見たことある画ではある。

ナ・ホンジ
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まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

4.0

秩序を失った街でようやく自由を得られた"無害な人間"たち。その混沌とした、しかし平和な無秩序のなかに戦争をする健常者たちの異常を見る。

「世界は劇場ですよ。ウェストミンスターの戦争学校。コメディ・フ
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エンドレス・ラブ(1981年製作の映画)

3.9

人気絶頂のブルック・シールズのコンサバなアイドル映画かと思いきや、社会倫理をも超越した燃え上がる愛を描く、だいぶアナーキーな作品だった。

事件があってもブルック・シールズのお母さんが主人公を愛してし
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はなれ瞽女おりん(1977年製作の映画)

4.0

原田芳雄と瞽女の岩下志麻の逃避行。
原田芳雄は反体制な役が本当に様になるし、メクラで目を瞑っている岩下志麻のまつ毛の艶やかさたるや。

境がはっきり見えないからこそ、かえってはっきり見える心。

互い
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いつだってやめられる 闘う名誉教授たち(2017年製作の映画)

3.8

シリーズ第3弾
ようやく古典学の教授や宗教弁護士の特性も回収されて、最初から三部作の構成だったことが分かる怒涛の伏線回収回。

意外にもオペラが上手なの笑った。

2023-120/字幕

いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち(2017年製作の映画)

3.7

シリーズ第2弾
合法ドラッグの摘発に協力することで仲間全員が裁判を免れる、しかもその仲間を集めるために囚人の身でありながら海外渡航もする、ってちょっと現実離れしてる。

研究員ギャングの構成員が多すぎ
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キャビン・イン・ザ・ウッズ(2012年製作の映画)

1.5

同監督たちの『アルカディア』が面白かったので鑑賞。
ヤク中の友達を更生させるためにキャビンに監禁(ブロマンスのドラマパート)、そんな中、自分たちを撮った映像や写真が次々と見つかる(映画へのメタ視点)、
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いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

3.9

雇止め教授たちの人生逆転合法ドラッグコメディ
「いつだってやめられる」はジャンキーのセリフだよな笑

違法なのは食品販売の認可がないのと領収書がないから脱税だ、って。

研究費が削られて失業した研究員
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アルタード・ステーツ/未知への挑戦(1979年製作の映画)

3.6

マジックマッシュルームで心をまさぐり真の自分を探すマッドサイエンティストの、アメコミのヴィランの誕生秘話的な話。

トリップ、特撮SF、仏教哲学、アメコミヴィラン、の闇鍋状態。

心=エネルギー=記憶
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