ドキュメンタリーで93分って妥当な尺だと思うけど、めちゃくちゃ短く感じた。
もっと観たかった!
カースト外として差別される「ダリト」の女性たちが立ち上げた新聞社「カパル・ラハリヤ(日本語にすると、ニ>>続きを読む
数日前、目の前で口から発された「復興」という言葉に違和感を覚えた。
被災された方々にとっては、壊れた街が再建されても心の傷が癒えるわけではない。
この映画を観て、戦争に対して似たようなことを思った。>>続きを読む
観ながら思い出したのは、デヴィッド・リンチ、ダリオ・アルジェント、「ゲーム」と「トゥルーマン・ショー」。
全てが悪夢なのか仕組まれた出来事なのか考えながら、ひたすらに悪いことが起こり続ける上に主体性の>>続きを読む
PMS(月経前症候群)を抱える藤沢さんと、パニック障害を抱える山添くん。
ふたりの物語はとても穏やかでやさしく、あたたかかった。
最初、「恋愛ものでしょ?」と誤解してスルーしようとしていたけれど、SN>>続きを読む
数年前に1985年版を観て、併せて原作も読了済み。
あの穏やかで静かで苦しい雰囲気の物語が好きなので、今作を観るか少し迷った。
そしてやっぱり、うーん…と思う部分がたくさんあった。
それぞれの素材は>>続きを読む
20センチュリー・ウーマンで好きになったトーキング・ヘッズの、1983年の伝説のライブ映像4Kレストア版。
手掛けたのはA24。
このひとたちに詳しいわけではないけど、IMAXを観に行ってすっごくよ>>続きを読む
ずっと観たかったのだけど128分と長めな上に重たそうな内容で、仕事終わりにいつ観ようかタイミングを伺っていたところで、職場での監督の舞台挨拶付き上映のお話が舞い込んだ。
Podcastで聴いた、肯定>>続きを読む
シネコンの大スクリーンで掛かるような、時間や予算が潤沢に使える大御所監督の作品ではないから、荒削りさや突っ込み所はある。
その分を差し引いたとしても、総合評価は圧倒的に「賛」だった。
重めの映画を好>>続きを読む
1992年公開、タランティーノの長編初監督作品。
撮影当時の彼は28歳。
ずいぶん前に一度観たきりで、内容に関する記憶はほとんどどこかへ行ってしまっていた。
スクリーンで改めて観ると、1stアルバム>>続きを読む
「ロブスター」で好きになったヨルゴス・ランティモスの最新作。
あまり多作な監督でなく、日本公開作品は今作で5作目(日本未公開作品は2作。観たい!)。
この本数だから、興味の対象が幾つもある私でも全て観>>続きを読む
予備知識ゼロで観られた幸運。
大学時代からMVやCMなどの映像制作を行なっている下津優太監督の商業映画/長編デビュー作。
2021年にKADOKAWA主催の「日本ホラー映画大賞」で同タイトルの約11>>続きを読む
終始、すっごく楽しかった!
働く場としての映画制作には興味がないのだけど、観客として舞台裏には勿論興味津々。
月刊の映画雑誌を全く通っておらず、タランティーノ本人について深掘りをしていない私には全てが>>続きを読む
「こんな下積みをして紆余曲折あって有名になりました」みたいなありがちで一般受けしやすいストーリーじゃなく、ひたすらに苦しい「伝説のハガキ職人」ツチヤタカユキの私小説の映画化作品。
台詞にもあった「地獄>>続きを読む
想像より多くの席が埋まっていて、60代前後の男性客が多いのが意外だった。
観やすい尺は81分。
クラシカルな構図とカメラワークにおもいだすのは、ヌーヴェルバーグと小津安二郎(齧ったくらいしか観てない>>続きを読む
すごくおもしろかった!
SFでありホラーであり、人間の怖さを炙り出すヒューマンドラマ。
集団心理とヒエラルキーの怖さ。
そして、教祖様爆誕からの転落。
イ・ビョンホン最高🔥
起きたばかりの震災と重ね>>続きを読む
憑依シーンの迫力や高校生たちの人間関係、SNSの描き方、ラストの展開が好きなポイント。
死者たちのルックスが「エルム街の悪夢」フレディ的に表現されているところも良かった。
あの表皮が溶けているタイプの>>続きを読む
表面上めちゃくちゃくだらないんだけど、ベースがしっかりしているからちゃんと面白い。
マイノリティVS宗教的禁欲主義者みたいな構造、結構現代的なのでは。
ただ、あくまでも「B級映画」を欲して行ったのでデ>>続きを読む
こつこつ積み重ねた日々のルーティンが、自分を強くする。
たまにイレギュラーなことがあっても、すぐいつもの地点に戻ることができる。
食べ慣れた、安心するいつもの味みたいな作品でした。
自分で作るお弁当と>>続きを読む
のんびりとした雰囲気の寓話みたいな物語。
米西部開拓時代、男ふたりの一攫千金物語と聞いて、まず思い浮かんだのは「ゴールデン・リバー」。
あんな感じの青みがかった暗い画面とシリアスな音楽を想像していたら>>続きを読む
ミステリー/コメディ、そしてフェミニズム映画。
同監督の「8人の女たち」と似た雰囲気を持っていて、にやにやが止まらない(大切で、大好きな1本)。
明確な提示はないけれど、サイレント映画が古いものとさ>>続きを読む
悪くないけど、もう少し捻りが欲しいというのが率直な感想。
教科書的と言いますか。
ひとつ隠し味を加えたら、ものすごく良くなりそう。
「チャーリーとチョコレート工場」はティム・バートン作品。
奇妙さや>>続きを読む
歴史、伝記、戦争、ラブストーリー、ヒューマンドラマ、コメディ。
いろんな要素が詰まった158分は、歴史に疎い私でも存分に楽しめました。
世界史に詳しい方は、きっと、もっとずーっと楽しめるはず。
死が>>続きを読む
楽しみにしていた、はじめてのギャスパー・ノエ。
精神的に喰らったりはしなかったけど、没入感がすごかった。
社会と同期するのに少し時間がかかるこのふわふわした感じ、確かに12時間くらい眠ったあとの感覚に>>続きを読む
子供の頃、テレビ映画の予告で何度も観ていたピアーズ・ブロスナン期007の、(当時の)石田純一感がとても苦手で、長らく食わず嫌いしていたシリーズ。
やっと初めて観たのは、ダニエル・クレイグ期3作目「00>>続きを読む
登場人物多め、テンポ早めで中盤くらいまでついていくのがやっと。
「インセプション」みたいに、どんどん深くなっていく印象を受けたスパイ物。
私が思う韓国映画の画面とは少し違って、ハリウッド映画を観ている>>続きを読む
突っ込み処は多々あるものの、捻りが効いた解りやすいストーリーと迫力ある映像に満足。
邦画、洋画の娯楽映画にあまり興味が持てない分を、韓国映画が満たしてくれている。
「あゝ、荒野」の監督で、配給がビターズエンドだったところに惹かれて観た「正欲」。
すごく重たいわけではないのに、深くて静かな余韻が残る映画。
自分の核の部分にぐっと入り込まさせるみたいな。
シネコ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
自分と同世代の気になる監督のうちのひとりが、今作の石井裕也監督。
気になりつつ観ていない作品もあるし、大好きな作品もある。
今回、凄いものを撮ったな、と思った。
テンポが良いわけではないから、集中が>>続きを読む
2000年に、テレ東日曜深夜枠で半年間だけ放送されていた「バミリオン・プレジャー・ナイト」が大好きでした(番組内の1コーナー「オー!マイキー」が有名どころ)。
次の日学校だったけど、寝不足を承知で毎週>>続きを読む