しおまねきさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

宇宙戦争(2005年製作の映画)

4.5

スピーディーな展開でメチャクチャ面白かった。トライポッドが地中から登場するシーンのパニック描写が最高。
視点を分散させず、主人公を追い続ける作りで、スケールの大きな見せ場も閉鎖空間でのかくれんぼも臨場
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ドローン・オブ・ウォー(2014年製作の映画)

1.5

ぬるい。仕事のグチを延々聞かされるだけ。掘り下げるべきところが掘り下げられず、主人公のしょうもないモテ要素だけはしっかり描かれるくだらなさ。そんなもんいらん。
「この映画のキモはむしろここからだろ」っ
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ホステージ(2005年製作の映画)

1.8

バラバラの題材が全くまとまらない。主人公と犯人の頭脳戦に期待したが、それも全部力業。派手なだけで、なんにもない映画だった。

セブン・シスターズ(2017年製作の映画)

3.3

ノオミ・ラパスの演技、というか労力。これでも一人分のギャラなの? 大変だなぁ。
腕力に長けているわけじゃないヒロインたちの戦いはハラハラさせられるが、ご都合主義な部分も多く、「ん?」と思わせる。

東京喰種 トーキョーグール(2017年製作の映画)

3.5

窪田正孝の演技が良いので、結構楽しめた。これで大泉洋のキャラに深みがあるともっと良かったのだが。
クライマックスの音楽うるさすぎ。

ガバリン2 タイムトラぶラー(1987年製作の映画)

2.3

ホラー色が薄れ、『ジュマンジ』みたいになってる。ストーリーや特撮は悪くないが、とにかくタルいのがネック。

マン・ダウン 戦士の約束(2015年製作の映画)

3.0

はっきり言って安っぽいし、時系列をシャッフルした構成もあまり面白くはないが、ラスト20分のどんでん返しはインパクトがあり、展開もスリリング。ラストの字幕が重い。

かぐや様は告らせたい-ファーストキッスは終わらない-(2022年製作の映画)

3.8

面白かったが、それはドラマも演出もこれまで積み重ねてきたうえでの面白さ。
一本の作品としては、シリアスな心情描写に重点が置かれているからか、説明過多な印象を受けた。クライマックスも夜の公園が対比である
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コックファイター(1974年製作の映画)

2.8

勝手に誓いや目標を立て、それを達成したら相手に振り向いてもらえると思い込む男が無言のバカ騒ぎ。
「いや、ボクシングとかならわかるけど、これ結局戦ってるのニワトリじゃん」とか思ってしまう自分はこの世界に
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ザスーラ(2005年製作の映画)

4.0

木造建築のデカい家が、遊びで盛大に破壊されていく様がメチャクチャ楽しい。実際にセットを壊しているので迫力があり、「物を壊す快感」を堪能。イカレロボットが好き。
姉にはもっとヒドい目にあってほしかった。

フライト・クルー(2016年製作の映画)

4.0

前半44分ほどは見せ場のない人物紹介で退屈だったが、火山島に舞台が移ってからのイカレっぷりが凄まじい。火山噴火を筆頭にあらゆる無理ゲーなシチュが主人公たちを襲い、前半はなんだったんだって面白さ。なので>>続きを読む

宇宙人東京に現わる(1956年製作の映画)

3.0

パイラ人の布感! そして、意外とポンコツ。パイラが平和なの、その性格のおかげだろ。
ミステリアスな前半はちょっとタルいが、和製『アルマゲドン』となる後半はミニチュア特撮や大掛かりなシーンに迫力があって
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SPL 狼たちの処刑台(2017年製作の映画)

1.8

ドラマもアクションも薄い。特に前半の展開は水増し感しかない。トニー・ジャーの謎能力とかヒドい。
肝心のアクションシーンも上半身のアップを中心に構成されていて、単調&カット割りすぎ。もっと動きで魅せてほ
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ホワイト・バレット(2016年製作の映画)

4.2

ジョニー・トーが『ER』を撮ったらこうなったって感じの映画。ワンシチュエーションのドラマだが、医療ドラマとしても刑事ドラマとしても面白い。
主人公たちのドラマが一気に収束していくクライマックスは力技も
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主水之介三番勝負(1965年製作の映画)

3.5

山内鉄也らしい横移動のアクションを筆頭に面白い演出が随所にあり、飽きさせない。
特に内田朝雄が刺客に襲われるシーンの俯瞰+移動のカメラワークが良い。
クライマックスの対決が引っ張ったわりにあっさり終わ
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暴力街(1974年製作の映画)

2.5

激しいガンエフェクト(人体弾着の多さ!)やカースタント、やたらガラスの割れるアクション、レヴュー、ストリップ、音楽のこだわり、山本昌平とマダム・ジョイの殺し屋コンビなど、個々に良いところはいっぱいある>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

2.8

前半は丁寧にネタ振りをしている反面、ゆるいコメディみたいな感じでちょっと退屈。
クァク・ドウォンと國村隼が対面してから一気にエンジンがかかり、カットバックの異様な迫力が印象に残る。
内容的には人間の偏
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エンド・オブ・トンネル(2016年製作の映画)

4.0

ほぼ室内劇に近い作りだが、外部のシチュエーションを一本のトンネルでつなぐことで、それを感じさせないスケールがあって面白い。作品のテーマをはっきりと打ち出して終わるラストカットも印象的。
ただ、ヒロイン
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ドラゴン×マッハ!(2015年製作の映画)

2.5

クライマックスまで長い導入と設定の羅列を延々見せられた感じ。
クライマックスの三つ巴バトルもそれ自体は良いのだが、決着の付け方が……。

新仁義なき戦い 組長最後の日(1976年製作の映画)

2.8

松原智恵子を生かすのが遅すぎる。
主人公たちの堅気には理解できない使命感や倫理で動いている様は面白くなりそうなのだが、群像劇としてのまとまりに欠け、イマイチ盛り上がらない。

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

1.5

設定のための設定が重なって、ご都合主義のカタマリ。
階段に一本だけ真下から打ち込まれている釘の存在が一番の謎。

新仁義なき戦い(1974年製作の映画)

4.0

主人公すら信用できない人間不信と全編に漂う不穏な空気。一作目には及ばないにしても別種の面白さがある。
菅原文太と若山富三郎が対峙するシーンはどれも緊張感と迫力に満ちていて良い。
クライマックスの襲撃シ
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ハロウィン4 ブギーマン復活(1988年製作の映画)

2.0

ホラーとしてはヌルすぎるが、派手なシーンが多いのとあのテーマ曲でなんとなく観ていられる。ブギーマン狩りをする街の住人たちのエピソードをもっと膨らませて欲しかった。
オチは……。

BLEACH(2018年製作の映画)

1.8

映像の貧弱さと説得力の無さ。
日常描写はそれとして機能しておらず、出てくるだけの主要キャラは邪魔なだけ。
アクションも主人公が活躍しているように見えないのでスカッとしないし、クライマックスの何度も立ち
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緯度0大作戦(1969年製作の映画)

3.8

最初は『海底二万哩』っぽいが、話が進むにつれ、『007 ドクター・ノオ』とか『ドクター・モローの島』とか色々混ざってきて、ついには『浦島太郎』?って感じのカオスな内容。しかし、それを破綻させることなく>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.0

恐竜やデカイナゴが暴れる様は楽しいけど、やってることはいつもと同じ。パークとワールドの共演も単なるファンサービス。
新キャラの女性パイロットがなぜ主人公たちに手を貸すのか最後までよくわからないのとサン
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ある会社員(2012年製作の映画)

3.5

裏で殺しを請け負っている一般企業のサラリーマンを主人公にしているので、「およげ!たいやきくん」みたいな話だなと思ったが、そこまで風刺されているわけではなく、設定だけで終わっているのが残念。
機械的な動
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

2.8

地下室でいろんなアイテムをゲットして、脱出のため試行錯誤するゲーム性は面白いが、それが繋がっていくクライマックスはそんなにうまくない。妹のパートもしかり。
オープニングタイトルはカッコよかった。

賞金首 一瞬八人斬り(1972年製作の映画)

2.0

殺陣がなぜか座頭市みたいな逆手斬り。
一作目のスパイ映画要素と二作目の反権力テーマを足したら、ゴチャゴチャしているだけになってしまった。
主人公が馬で走り回る様を気の抜けたBGMとともに延々と見せるク
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脅迫(おどし)(1966年製作の映画)

2.8

テレビの刑事ドラマぐらいの尺だとちょうどいい感じになりそう。
西村晃は本当に憎たらしい演技をするなぁ。

ジャコ萬と鉄(1964年製作の映画)

2.8

もっと荒っぽい映画になりそうなのに清潔感ありすぎ。
クライマックスからラストのたたみかけは見ているこっちも笑顔になる。

ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.0

アクションも笑いも面白さもそこそこの映画。アンガーリー・ライスの魅力のみ突き抜けている。

散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.0

「概念を奪う」という設定がたまらない。映画はオフビートなシチュエーション・コメディで面白いのだが、どんな概念を奪うか、奪わせないかのバトルや駆け引きをもっと観たかった。しょぼいアクションシーンもないほ>>続きを読む

伏 鉄砲娘の捕物帳(2012年製作の映画)

3.0

ヒロインは魅力的だが、その兄がまったく好きになれない。ヒロインが走り回ってるだけのクライマックスも「それだけ?」と思ってしまった。

五人の賞金稼ぎ(1969年製作の映画)

3.5

マカロニウエスタン感が一気にアップ。クライマックスに至ってはウエスタンを通り越して、戦争映画に変貌。死屍累々の虚無感が良い。
『五人の~』とあるが若山富三郎以外の個性は薄い。

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.5

老人が思っていた以上にヤベェ奴なのが良かった。
襲われる方もクズなので見やすい反面、サスペンスは減っているように思える。