Soheyさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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グリーンフィッシュ 4K レストア(1997年製作の映画)

3.6

不器用で純朴なマクトン悲しすぎるよ。。
呪文のようなミエの言葉はロシア語だそうな。

ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

4.0

「バレエは女性の悲劇ばかりだ」と嘆いていたエリーズがおいしい料理とコンテンポラリーダンスで第2の人生を切り開いていく姿は、活力にあふれて本当にキラキラしていた。
「愛している」と伝えきれなかった父親と
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陽炎座(1981年製作の映画)

3.3

個人的には『ツィゴイネルワイゼン』よりも難解。
スラっとした手足で青白い顔の松田優作の佇まいが異様な雰囲気。

戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

壮大なマルチバース映画だった。
レズビアン表象には思うところあり。
まーちゃん……

たまお師匠かわいい。

イノセント(2022年製作の映画)

4.0

ルイ・ガレルってコメディの才能も抜群!
序盤の護送車追跡が終盤に効いてくる展開とかアンジャッシュ的なすれ違いコントが面白い。
なんといってもノエミ・メルランのコメディエンヌっぷり!レストランのシーン声
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お引越し(1993年製作の映画)

3.7

相米慎二監督の命日(9/9)に。ベネチアで4K版が最優秀復元賞も獲ったそうな。

普段は快活に過ごしている少女が、両親の離婚問題に揺れる複雑な胸の内を表現する田畑智子この頃からうますぎ。

お祭りから
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海を待ちながら(2012年製作の映画)

3.4

ラストシーンは、海を目指して愚直に船を動かすマラットが辿る奇跡とフドイナザーロフの遺作であることを考えると感慨深いものがある。

ほつれる(2023年製作の映画)

3.6

会話のスピードや間が絶妙。『ほつれる』って「とけて乱れる」と「気持ちがやわらぐ」って対照的な意味をもつ言葉をタイトルに持ってきているのも素敵です。
理詰めの田村健太郎も良き。

ぼくの小さな恋人たち 4Kデジタルリマスター版(1974年製作の映画)

3.3

『ママと娼婦』同様ユスターシュ自身の経験を反映した物語だろうけど、この人少年時代から性的に倒錯してたなのかと思う。

画面上で起きていることが実際起きたかはわからないが、性に目覚めた主人公の欲望そのま
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.1

人間ておろかすぎる。100年前のこの事件もそれをなかったことにしようとしている政府も。恥ずかしい。

水道橋博士ほんとうにイラつかせるキャラクターで上手かった。コムアイも東出も。
ただ行商を竹槍で追い
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.7

劇中劇だとは知らなかった。
テネシー・ウィリアムズやマリリン・モンロー、エリア・カザンらを彷彿とさせるキャラクターたちのやり取り、日ソ冷戦下の核&宇宙開発競争。最近はヨーロッパへの憧憬を描き続けたウェ
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復讐の記憶(2022年製作の映画)

3.4

『手紙は憶えている』のリメイクらしい。
ラストはかなり過剰な演出でちょっと引いてしまったが、イ・ソンミンの暴走老人ぶりはすごかった!

どうしてフレディ&ジェイソンって呼び合っているんだろ。

夏物語(1996年製作の映画)

4.3

夏が終わる前に鑑賞。
3人の女性たちに翻弄されて慌てふためくガスパール(若きメルヴィル・プポー超かっこいい!)だけど、自分の進むべき道を見つけてあっさりと彼女たちのもとを去る清々しさよ!

それを見送
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ママと娼婦 4Kデジタルリマスター版(1973年製作の映画)

3.8

ヒモ生活を送ってるあげく表層的でその行動全てにまったく信頼の置けないジャン=ピエール・レオ演じるアレクサンドルへのイライラに耐えること3時間、最後にヴェロニカが感情を爆発させて語る女性の性の解放やオー>>続きを読む

イ・チャンドン アイロニーの芸術(2022年製作の映画)

3.5

イ・チャンドンが自らの監督作、小説家、教師としての経験、人生に影響を及ぼした事柄を現代から遡って振り返るドキュメンタリー。

ソン・ガンホ(たぶん)が「生を描きつつ、それをより深く覗き込み語る」と監督
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シークレット・サンシャイン 4K レストア(2007年製作の映画)

4.4

絶望に次ぐ絶望、ようやく希望を見つけかけた矢先にそれにも裏切られてしまう。自分だったら・・・と思うとどうしていいかわからない。
陽性キャラのソン・ガンホがいなかったら最後まで観られなかった。

イ・ソ
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ポエトリー アグネスの詩 4K レストア(2010年製作の映画)

3.6

11年前、劇場で初めて観たイ・チャンドン作品。移転前のシネスイッチ銀座。観客の中にカンパニー松尾がいたのを覚えてる。それ以来の鑑賞。

ミジャがアルツハイマーでだんだんと記憶が薄れていくなかで被害者の
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エリザベート 1878(2022年製作の映画)

3.7

自らきつく締めるよう命令したコルセットや長い髪から解放されていくエリザベートを、ヴィッキー・クリープスが不安定さと大胆不敵さが混じり合った演技で見せてくれていてかっこいい。
斬新なエンディングも好き。
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明ける夜に(2023年製作の映画)

3.6

セリフに説得力がありつつも起きることはファンタジックで不思議な感覚の映画だった。知らないキャストばかりだったけど、それぞれのキャラクターに魅力があったので群像劇として飽きない。
海行きたくなった。
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(2021年製作の映画)

4.0

『オオカミの家』よりこっちのが狂ってる感じがして好き!

オオカミの家(2018年製作の映画)

3.6

グロテスクで流動的なアニメ表現には驚いたけど、ストーリーにうまくハマれず。あとコロニアもう少し勉強しておくべきだった。

アル中女の肖像(1979年製作の映画)

3.4

ベルリンの街を闊歩する主人公のファッションや佇まいは本当にかっこいい。統計女性3人の寸劇もよう分からんけどイイ。
アート映画としてとても良作なのは分かるが、それほど楽しさを見いだせず悔しい。。

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

3.6

表情を変えないジャン・ピエール・レオの哀愁と滑稽さのバランスが面白い。
ジョー・ストラマーの演奏シーンマジかっこいい。

不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

3.5

エイジズムに黒人差別。ユダヤ人にあれほどひどいことしたのにドイツ人は何も反省してないのかよ。
アリが同僚に「田舎のおばあちゃんかよ」と妻を揶揄して言われていたのに怒らないし一緒に笑ってる姿は怒りを禁じ
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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

3.7

内臓でさえアートや性の対象と捉えるクローネンバーグ本当にぶっとんでるし、久しぶりの人体改造映画で楽しかった。
「クレイジージャーニー」に出てきた角生やしたり、体にマイクロチップ入れる人とも感覚が似てる
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マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)

4.0

劇場で初ファスビンダー。
愛のためにこそ生きるマリアが選ぶラストの決断がかっこよすぎる!

バービー(2023年製作の映画)

4.1

めちゃめちゃかわいいし、定番バービーの自己批判やマテル社への皮肉の精神やもすごくよかったし、フェミニズムや男女二元論的な話を超えていくストーリーも素晴らしい!

キャストもデュアリパ、マイケル・セラ、
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愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

3.6

無口なバルトとレイノが「乗っちゃった!」って感じで笑顔を見せるシーンがかわいい。

アデュー・フィリピーヌ 2Kレストア(1962年製作の映画)

4.1

リリアーヌとジュリエットの2人がすごく魅力的。ミシェルに優しく寄り添うジュリエット、一方そっけない素振りも見せるリリアーヌと、2人の態度や服装など対照的でそのバランスが素晴らしい。
後部座席に2人乗せ
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バルドー/ゴダール 2Kレストア(1963年製作の映画)

3.4

遊び心にあふれた編集が楽しい。
フリッツ・ラングの映像すごい貴重なのでは!

パパラッツィ 2Kレストア(1963年製作の映画)

3.3

パパラッツィたちがBBの写真を使って事実を捻じ曲げた記事を出して消費していくさまを捉える一方で、若く生き生きと仕事をする彼らも映し出されていて、ロジエの優しい眼差しが感じられた。

もしかしたら私たちは別れたかもしれない(2021年製作の映画)

3.5

どこかにいそうで、自分ももしかしたら当事者になってたかもと思わせてくれるイ・ドンフィとチョン・ウンチェの空気感が好き。

『ヘウォンの恋愛日記』も魅力的だったし、チョン・ウンチェもっと映画出てほしい。

ソウルに帰る(2022年製作の映画)

3.8

今まで観たことのない“自分探し”映画だった。
見た目はコリアンだけどハングルは分からずノリは欧米人、ときにエキセントリックでありながら内なる葛藤を抱えているフレディはパク・ジミンにしか演じられないハマ
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

4.4

何気ないフリしてイロナが気になってしょうがないニカンデルかわいい!
表情全く変えないの心の中の焦りや戸惑いが伝わってくる。ファッションもシンプルだけどキマってる。

「毎日イモだ」は最高のプロポーズ。