Soheyさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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GIFT(2023年製作の映画)

3.1

石橋英子の生演奏ありきの『悪は存在しない』の別バージョン。毎回演奏の内容が変わるので、同じ上映は二度はない。
段階としては『GIFT』の制作から生まれたのが『悪は存在しない』らしい。
貴重な上映だった
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春の画 SHUNGA(2023年製作の映画)

4.0

まさか陰毛の描き方でこんなに感銘を受けるとは!
歌川広重とか葛飾北斎ってあくまでデザイナーで、その絵を完成させるための彫り師と摺り師の職人技めちゃくちゃ大事なんだ。ある意味では歌川、北斎よりすごい!
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.5

イーニドの「自分以外全員バカ」って感覚やだんだんとファッションが派手になっていく自己防衛本能わかってしまう。。
スーさんと山内マリコさんのトークショー面白かった!

川辺の過ち(2023年製作の映画)

3.7

16mmのざらつきを見せつつ、完璧に計算された画面設計。
スクリーンから大量のピンポン玉が出てくるシーンで目が覚めた。すげー!!

ミマン(2023年製作の映画)

3.6

韓国版『街の上で』のような変わりゆく街(鐘路)が舞台の群像会話劇。
ハングルで「ミマン」はいろんな意味があるみたい。
そんな定義できない関係性のキャラクターたちの日常的な風景を望遠レンズで捉える。
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正欲(2023年製作の映画)

4.1

原作に感銘を受けたものとしてはこれ以上ないくらいの映像化。
大学生のエピソードが削られてるのは残念だけど、夏月(ガッキー)が寝ているベッドが水で浸されていくシーンは出色。

PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ(2022年製作の映画)

4.0

めっちゃオモロ!って思ったら『毒戦』のイ・ヘヨン監督!

イ・ハニ演じるチャギョンとパク・ソダム演じるユリコのシスターフッドの関係性に惚れ、カーテンを駆使したクライマックスのアクションが出色だった。
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毒戦 BELIEVER 2(2023年製作の映画)

2.8

サスペンスアクションとしては見応えあったけど、『毒戦』の続編としては10点くらい。

前作のラストにつながる空白部分を描いていたけど、何の前情報も入れなかったので途中までリュ・ジョンヨルの役がオ・ソン
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.6

「マーベル終わりや…」と叫ばれるようになったけどもこれは気軽に観られて楽しかった!
たしかにドラマ部分はカマラに頼りすぎだし、キャロルもっと感情見せろや!とはなる。
ヤン王子役のパク・ソジュンもチョイ
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左様なら(2018年製作の映画)

3.1

「ファミじわ」経由の日高七海見たさに鑑賞。
陰湿な役がほんとうにうまい、似合ってる。影の主役。

4人の小さな大人たち(2023年製作の映画)

3.2

フィンランド版『1122』的な話。

現実はあんなにうまくいくわけない。大人たちのわがままで犠牲になるのはきっと幼い子どもたち。

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.9

復帰してもいつものカウリスマキで安心。
ワンちゃんもかわいい。

ユッシ・バタネンのオンラインQ&A付き。
優しい表情が印象的だった。

フィンガーネイルズ(2023年製作の映画)

3.5

物語としては破綻ぎみだけど、ジェシー・バックリーの繊細な感情の揺れや表情の変化が楽しめた。
恋愛関係って機械とか第三者のお墨付きがなきゃ、安心できないものか。劇中の診断機は不安を増長させるだけだろう。
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花腐し(2023年製作の映画)

2.8

売れねえ脚本家同士で過去の女性をSEX中心に未練タラタラと思い出に耽ってそんなに刺さらず。
序盤の葬式の喧嘩シーン気持ち悪い。

MINAMOちゃんは良かった。

私がやりました(2023年製作の映画)

3.6

マドレーヌとポーリーヌのチャーミングな掛け合いにニヤニヤしながら観ていると、途中から現れたユペさまの独壇場!
決して説教臭くないフェミニズム的視線も良かった。

ドリー・ベルを覚えているかい?(1981年製作の映画)

3.8

クストリッツァの長編デビュー作。

ディーノ役のスラヴコ・スティマチ当時20歳なのにティーンエイジャーにしか見えない。
仲間たちとの掛け合いはさながらサラエヴォのちょんまげ小僧。バンドも最高。

酔っ
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人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした(2023年製作の映画)

3.5

安希子が駅で動けなくなるシーンは、すごく感情移入してしまうくらい苦しい。
おっさんとアラサーOLが同居するとう一見突拍子もない話だけど、他人だからこそ分かりあえたり、干渉しなかったりと言語化できないよ
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さよなら ほやマン(2023年製作の映画)

3.6

『青春☆金属バット』の竹原ピストルを彷彿とさせるアフロの存在感。呉城久美のやさぐれ感と愛情のバランス、松金よね子の安心感。

震災の傷を抱えながら不器用だけど懸命に生きてるアキラたち。彼らへのキャスト
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.1

パリで「あ、やべ!」と標的を殺しそこねたときも恋人を半殺しにした同業者に復讐するときも決して焦らないファスベン最高!

パトリシア・ハイスミスに恋して(2022年製作の映画)

3.7

苦悩を抱えながらも、ハイスミス自身もかつての彼女のパートナーたちもめちゃめちゃかっこいい生き方してる。

なんと『アル中女の肖像』のタベア・ブルーメンシャインと付き合ってたとは!

サタデー・フィクション(2019年製作の映画)

4.3

“魔都”上海の禍々しい雰囲気、モノクロの中に映える白いタバコの煙と硝煙、スリリング(そしてわかりやすい!)諜報戦、現実と舞台が入り交じる演出、すべてが最高にクール。

全てを翻弄するコン・リー、哀愁漂
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トンソン荘事件の記録(2020年製作の映画)

3.1

すげー怖いと思って期待していたから拍子ヌケ。
祈祷師出てくると途端に話が胡散臭くなる。

パッセージ(2023年製作の映画)

3.7

トマスのクズさ加減に何度ため息が出たことか。。反省もせずその場の感情とノリで物事を推し進めようとするのも許せない。恋人の両親の前であの態度はやばいだろう。。でもなぜか憎めない!

トマス次第ではマーテ
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ミュージック(2023年製作の映画)

2.8

オイディプス王の話を知らなかったからなのか全く乗れなかった。。
意味があるようなないような長回し定点ショットもくどい。

TIFF公式の「ほぼ全ての台詞が歌として歌われるユニークなスタイル」ってミスリ
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Somebody Comes into the Light(2023年製作の映画)

3.5

ライティングが天才すぎ。
Q&Aでの「このダンスは生で見てないから完全な私のダンスじゃない」って言い切る田中泯かっこよ。

烈火青春 4Kレストア版ディレクターズカット(1982年製作の映画)

3.6

それまでのラブコメ展開と終盤5分の残虐極まりない血みどろアクションのギャップがありすぎて、完全にあたおか映画だった。

日本語のセリフはアテレコで、棒読みでヘタすぎなの笑わずにいられない。

相撲ディーディー(2023年製作の映画)

3.0

実在のインド人女子相撲選手ヘタルの半生。
日本の横綱はあんなことしないだろってツッコミどころも多かったけど、インドの古い慣習やルッキズムを打開していくヘタルが痛快!

ロングショット(2023年製作の映画)

3.9

オープニング・タイトルの出方が最高にかっこいい!

ズー・フォン渋くてかっこいい!
廃れた工場のビジュアルも時代の空気感をバチバチに表していて、舞台としてめちゃめちゃクールだ。

ミス・シャンプー(2023年製作の映画)

3.6

中華圏のたたみかけすぎギャグ個人的に苦手で、これもくどい下ネタ出てくるけど、ビビアン・ソンとダニエル・ホン(ラップグループだけど、監督はポジションがよく分からないって言ってた。ハッピー・マンデーズのベ>>続きを読む

西湖畔(せいこはん)に生きる(2023年製作の映画)

3.1

オープニングと空中からの茶畑の俯瞰映像と終盤の森奥の滝のシーンは圧巻!
母ちゃんがハマっちゃう悪徳ビジネスの講習は大声でうるさい&精神論すぎて、そんなんじゃ誰も勧誘できんだろ。

愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.0

映画業界の慣習とかルールに縛られる映画監督・花子のもがきを描く前半はキャラクターの感情や表情が縮こまってる印象だが、家族が集まった中盤からはキャラクターがのびのびと物語の中で動き出して観ていて楽しかっ>>続きを読む

こいびとのみつけかた(2023年製作の映画)

3.4

前半のどこかファンタジックな展開から一変する後半、園子の気持ちを埋めるためにトワが利用されたように思ってしまい、最後も大雑把にまとめた感があってしっくりこなかった。

この映画のこいびとってなんだろう
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.9

何気ない日常のなかに感じられる幸せがギュッと詰まった1作。
そして聖地トイレ巡礼したくなる。

「今度は今度、いまはいま」
平山と姪のニコとの関係がすごい素敵。

『ベルリン天使の詩』『東京画』といっ
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台北アフタースクール/成功補習班(2023年製作の映画)

3.6

バカっぽい青春コメディなのかと思ったら、同性愛やトランスジェンダーもしっかり描かれていて、さすが台湾映画。クィア表象に若干違和感な表現もあったけど。
股間にカップラーメンはダメ。。

観客におばちゃま
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ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ(2023年製作の映画)

3.5

西部開拓時代に映えるペドロ・パスカルの緑のジャケットとイーサン・ホークの青いジャケットがかっこいい!

30分の短編でもしっかりアルモドバル味が出ていた。