BEMのABBAッキオのレビュー・感想・評価

　2019年。1960年代の「妖怪人間ベム」ベム、ベラ、ベロを主人公としているが、設定は大きく異なるリメーク。オリジナルは、誰がなぜ作ったか分からない妖怪人間の苦悩と怪奇の世界がオリジナルのトーンで、韓国で製作されたこともあって画風が当時の一般的なアニメと違う洋風なところも怪奇感を強めていた。本作では妖怪人間は人造人間ということのようで、3人も人間になりたいというのが深刻な苦悩という訳ではなさそうだ。全体として薄味で、原作とは別物とみた方がいいだろう。