ラール

太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~のラールのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

朝鮮王朝第3代王のイ・バンウォンの若い頃から死去までを描いたドラマだが、政治や恋愛といったこれまでのよくある韓流時代劇のテーマとは異なり、徹底的に「家族」を軸とした作品だと感じた。
父親との確執、継母への憎悪、反抗する奔放な息子など、時代劇でありながらも現代の家族でも起こり得るシチュエーションがたびたび出てきたため、没入しやすかった。
こうした家族関係のもつれと国王としての立場から、バンウォンはどんどん怪物と化していくものの、最期まで残った人間らしい感情が家族愛だったというのも、家族関係の両面性を上手く描く展開だったと思う。
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