素晴らしかった。
この不消化感は
まさに、実話を元にしたドラマだからこその醍醐味。
最初はナタリアが憎たらしく思えたが、3.4話目あたりから雲行きが怪しくなり、後半は彼女にかなり同情した。
まだある意味現在進行形中であり、全員生きているが故の不透明さ、不安定さがたまらない。私はドキュメンタリーも見慣れているし、
それが作品はの不満にはつながらず、むしろなんとも言えない醍醐味となった。
ナタリア役もうまい。
前半と後半は別人のよう。
エレンポンピオはこんな役もできるんですね。
マークデュプラスはこうしたダメ男が間に合いますね。
私ならこんな男性が身近にいたらイライラしますが、彼がやるとなんとも憎めないから不思議。
今だに真相は闇。
障害を持つ方への偏見など重要なテーマを扱い深く考えさせられる内容ながらも、
文字通り迷宮に迷い込んだような何とも言えない気持ちにさせる。
それが快感になればこの作品は満喫できるであろう。
ドキュメンタリーも見たい。