このレビューはネタバレを含みます
ショーケンが、ガンを患っていることを周りに隠したまま、
末期のガン患者を演じ、ドラマと同じように本当に天国へ行ってしまいました。
このドラマの依頼が来た時、お医者様には、「今すぐ入院して手術をしてください」と言われていたそうです。でも、ショーケンは治療よりも、このドラマの仕事を選びました。
NHKには、信頼できるスタッフが多く、いいドラマを作れる予感がしたと。ショーケン最終章という本に書かれてありました。
この本には、このドラマのセリフがいろいろ書かれてあります。
第四話「命のパス」この時のセリフです。
病室で奥さんに、「キスしてもいいかい?」と言うシーン。
竹中直人さんとのシーン。
「夜中に一人になると大声を出したくなる。まだ生きたい、もっと生きたい、泣き叫びたくなる。」
容態が急変してから、病院に駆けつけた丸川さん(高橋克典さん)とのシーン。
「どんな試合でも、途中で放り投げたりはしない。あなたもそういう一人です。」
ひとつひとつのセリフやシーンに、想いを込めてたんだなぁと。
そして、最後、ウタさんは亡くなり、お葬式のシーンへ。
ショーケンは、お別れの会をやらなかったけど、このドラマや、本の中で、私達に大切なメッセージをたくさん残してくれました。
本の最後に「安楽死のイメージ」
と言う話が出てきます。
「私の言う安楽死とは、自分が逝くとき、逝った後のことを含めて、不安に陥らず、心安らかなまま人生の幕を閉じることを指している。」と。
ショーケンは、納得のいく俳優の仕事、そして音楽の仕事をやりきり、大好きな奥様 (リカさん)に見送られ、静かに人生の幕を閉じることができて、本当によかったなーと思います。
このドラマを見ていると、どうしても、ショーケン本人と重ねて見てしまうので、こんなレビューになってしまいます。
この作品に関わってくださったすべての方に、私はショーケンのいちファンとして、感謝したいです。
ステキな作品を作ってくださりありがとうございました✨
これからも、折に触れ、見直していきたいです。
はじめまして。 フォローさせて頂きました。 ショーケン好きが同じで こちらのレビューに共感しウルウルしてます。 素敵なレビューをありがとうございます。 これからどうぞ宜しくお願いします🤲
はさみのりさん はじめまして! ありがとうございます😊 ショーケンファンの方と出会えてとってもうれしいです。 私は今、子育て中なので、頻繁に映画を見る時間はないんですが、そして、そこまで映画大好き人間でもないんですが、 ショーケン作品のレビューを残しておきたくて、 フィルマークス始めました。 ショーケンが今もこれからも大好きです💕 こちらこそ、これからもよろしくお願いしますm(_ _)m