製作国は、フランス、ドイツ、ベルギー、カンボジア、カタールの共同名義で、ただ製作会社に韓国の会社があります。
監督のダヴィ・シューさんはカンボジア系フランス人の二世だそうで、主演のパク・チミンさんは韓国系フランス人の二世。お二人とも”二世”ってことは親が何らかでやって来てフランスで生まれた方ってことでしょうから、このストーリーの当事者ではないんですね。
韓国はある時期において養子が非常に多かった。
映画でも「ブルーバイユー」ほか、TVドラマでも「ムーヴ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です」の一つのエピソードが国際養子縁組を背景に描いていましたね。
お話は生まれて間もなくフランスに養子に出された女性が韓国にやってきて、自分の産みの父母を探すというものです。特にこの女性はほぼ韓国語が話せない設定で、見た目は韓国人でも根っからのフランス人気質と来た。そこで起こる諸々が・・・
中でも印象深いのが「子より親を守るの?」ってセリフでした。
韓国の養子縁組を扱うところへの言葉。・・でもね、最終的に考えてみると担当者には心があったって理解でいいと思います。
やっぱりフランス人の作る映画ですから、説明はかなり少ない。類推して理解するタイプです。印象深い映画でした。
一応韓国映画の範疇って理解し、カウントします。
<859>