ねぎおSTOPWARさんの映画レビュー・感想・評価

ねぎおSTOPWAR

ねぎおSTOPWAR

12日の殺人(2022年製作の映画)

3.8

「誰が殺したのか・・」に興味を抱かされた予告編・・。

実際観てみるとこれはだいぶ違うことにすぐ気づく。
主役は刑事。主人公の彼のお話だわさ😅
トレーニングで競輪の競技場のようなところをチャリでずーっ
>>続きを読む

ビニールハウス(2022年製作の映画)

4.0

「半地下はまだマシ」って明らかに名作「パラサイト」をイメージさせようとしてます(ある設定がまた重なるんですよね)し、ビニールハウス見るとイチャンドン「バーニング」も連想します。つまり"それくらいシンド>>続きを読む

キムチを売る女(2005年製作の映画)

3.3

・・なんとも懐かしい感じ。
昔の日本映画ってこうだった。
カメラが決めたらあとはズームもパンもなく、そのドンとした映像の中で演技したり車や人がフレームインアウトする。『観たいものを撮りに行く』んではな
>>続きを読む

ロ・ギワン(2024年製作の映画)

3.9

辛い話ですよ。
北朝鮮ってその本当の市民の姿ってほぼ誰も知らない。
拉致被害もテポドンも一部の人間の仕業であって、9割の国民は貧困にあえいでいる。「愛の不時着」に出てくる北の人々・・脱北者に言わせると
>>続きを読む

下流人生 〜愛こそすべて〜(2004年製作の映画)

3.4

イム・グォンテク99作品目だそうな。はっ?99?そりゃあ大変だ‼️年に何本撮ればそんな数になるんだ⁉️😃

大御所の後期って、そりゃあ予算は確保できるんだろうなあ、彼の「将軍の息子」と同じく今作も街並
>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.8

まずはアカデミー賞受賞式を前に、映画を見せていただけたことに感謝😉

誰しもが共感できる(であろう)良い映画だと思います。・・しかしながらもうこの歳になるとなー。そんなに純粋なものだけを頑なにはね・・
>>続きを読む

ソウル・バイブス(2022年製作の映画)

3.6

Netflix製作映画って、お話をギュッギュッとまとめ過ぎる傾向ありますよね。
どうも<アレ>×<コレ>+<ソレ>みたいな製作会議している気がしちゃう😁


「ベイビードライバー」「パーフェクトドライ
>>続きを読む

ヘッドハント(2012年製作の映画)

3.9

何かのビデオにあった予告編で「おぉーーーっ!!」と興味をひかれてしまいました😳
まあね、このホラーともスプラッター?とも言えるかもしれない映画を昼飯喰いながら観てしまうわしもわしですが、特に49分あた
>>続きを読む

アウトロー 哀しき復讐(2009年製作の映画)

3.2

2010年・・韓国映画の転換期であり良質の映画たちは劇的に増加して現在に至りますが・・この映画はまさにサナギが成虫になる直前な感じです😆

お話は全体的に見れば悲劇であって、被害者である刑事によるその
>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

アカデミー賞2024作品賞含め5部門ノミネート作品。

アフリカンアメリカンのスパイスの効いた風刺コメディ。
"黒人"はこうあるべき‼️というある種"白人"が抱くテンプレ。・・これってまあアフリカンな
>>続きを読む

伯爵(2023年製作の映画)

3.8

アカデミー2024撮影賞ノミネート作品。

あえてのモノクロ映像は美しいですね。<ROMA>あたりからでしたっけ?復権ですね。
その発色やらポイントはしっかり継承されているのでしょうね。
そして映像処
>>続きを読む

THEWILD 修羅の拳(2023年製作の映画)

3.7

ほーー・・。
うーーーん・・。
ふーーー・・。

冒頭、主演のパク・ソンウンさんが刑期を終えて出所すると、「静かに生きたいんだ」って言うのにヤクザのボスがにこやかに迎える時点で・・想像しちゃいますよね
>>続きを読む

ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.0

リメイクと聞いてから想像していた感じに近かったなって思いました。
いわゆる韓国映画の特徴って家族や人間関係が深いですよね。愛もしがらみも恨みも・・”恨”(ハン)ってやつに代表されるようにね。
だから元
>>続きを読む

犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

4.0

観に行く人が観たいものがそこにあると思うんだよなー。良き良き。期待に違わぬ〈1話完結のシリーズもの‼️〉ですよ!
日本だと寅さんや釣りバカなどいつまでも昭和で生きる松竹とか、あ、ビーバップもそうだった
>>続きを読む

リメンバー・ミー(2000年製作の映画)

3.8

ここしばらくで日本と韓国のリメイクを観て、そして元作に辿りつきました。最初にこれ観ておきたかったなー😄

良くも悪くも当時の雰囲気。
「シュリ」や「猟奇的な彼女」「8月のクリスマス」なんかが作られた時
>>続きを読む

隠密な訪問者(2015年製作の映画)

2.5

「B級」ってこういうことなんだろうなって😂
ん?「C級」?🤣

普段よりその映画のいいところを先に見るように心がけているものの、
わしゃビジネスでこれやってるわけじゃないので、まあさすがにこれは褒めま
>>続きを読む

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.8

アカデミー2024短編実写賞ノミネート作品。

カメラ目線での演技、セットと垂直位置の撮影・・ウェス・アンダーソン!!

通常の映画手法にはない、まるで舞台演劇のようにセットの飛ばしや左右への移動(こ
>>続きを読む

訪問者 -Host & Guest-(2006年製作の映画)

3.0

キム・ジェロクさん・・このビジュアルで主人公はないわなあ🤣あっ、この人キム・ジェロクさんって「新 感染ファイナルエクスプレス」で、冒頭の鹿をはねちゃうトラックの運転手の人です😵 覚えています?何か不穏>>続きを読む

ブラッド・レッド・スカイ(2021年製作の映画)

3.5

いやあ、遅まきながらyoutubeで予告というか紹介動画を観て娘と大興奮!!😍
途中で止めて「これは本編を観よう!!」って。

そこで観た途中まで、んーだいたい半分かな、そこまではワクワクが止まりませ
>>続きを読む

雪山の絆(2023年製作の映画)

4.0

アカデミー賞2024国際映画賞ノミネート作品。

衝撃的な事実から作られた映画でした。
とにかく(作りものではあるけれど)作りものじゃない「実際そこにこの人たちはいたんだ・・」という圧倒的な事実。
>>続きを読む

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

5.0

これは映画館で観るべきです!!
製作者が意図した明度で観なければ、質がかなり損なわれると思います。
・・舞台は蠟燭の灯りしかない時代の宮廷。つまり闇夜が主な背景。
前に「奈落のマイホーム」観た時も、ス
>>続きを読む

同感〜時が交差する初恋〜(2022年製作の映画)

4.0

おじさんには眩しすぎる青春ストーリーですが、良いです。
現代と過去とが出てきますが、色調を変えていました。観ているだけでどっちを見ているかが自然にわかったと思います。

少しだけ前に、今作のリメイク元
>>続きを読む

彼方に(2023年製作の映画)

3.7

アカデミー賞2024短編実写賞ノミネート作品。
Netflix「彼方に」

何の知識も持たずに観始めたが、
電話がかかったタイミングで「あ、これ何か起こる・・車道じゃないから車じゃないよなー」と思った
>>続きを読む

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

4.0

フランスでのリメイク作品。
原作と脚本化が非常に注目されるタイミングですね(2024年2月小学館とNTVと・・)
これは原作愛に溢れた映画!
日本の買い付けのタイミングでもこの点<日本の原作ファンは受
>>続きを読む

カラーパープル(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

これ、監督スピルバーグやってないんですね‼️
情報遮断し過ぎたかー。観てる間ずっと・・
「なんか画がスピルバーグじゃないよなー、ミュージカル仕様ってことか?・・いやウエストサイドはちゃんとスピルバーグ
>>続きを読む

悪魔のシスター デジタルリマスター版(1973年製作の映画)

4.5

デジタルリマスター上映、行ってきました。
いやあ、ブライアン・デ・パルマは本っっ当にヒッチコックが大好きですね!
だいたいデパルマ作品は<ヒッチコックLOVE映画>と<そうじゃないやつ>に大きく二分さ
>>続きを読む

時の香り リメンバー・ミー(2001年製作の映画)

3.0

2000年に公開された韓国映画「リメンバー・ミー」のリメイクです。原作映画は韓国映画界の至宝というか一風変わった名作を輩出し続けるチャン・ジンさんの脚本です。ちなみに言うと「トンマッコルへようこそ」「>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

試写会で見せていただいたのでネタバレで隠せないぞ‼️😵・・どうしよう。
世間的にはミステリ的な評判と言うか売り方していますが、わしの頭の分類的には「マリッジ◯◯」と同じとこだわ😅

ひとまず関係大アリ
>>続きを読む

カラーパープル(1985年製作の映画)

4.5

これ観たことなかったみたい・・😅
スピルバーグのセルフ《ミュージカル》リメイクを観るにあたり、1985版を観ると・・どうも記憶にないぞ。

いやあダニー・グローバーがいい仕事してんなあ!!
「刑事ジョ
>>続きを読む

ふたつの恋と砂時計(2005年製作の映画)

3.5

「鳳仙花で染めた爪が初雪まで残っていたら初恋が叶うんだって」というアニメーションからスタート。
ホント韓国は初雪と初恋を大事に考えますねー。

原作のアメリカ児童文学は存じませんが、だいぶ脚色はしてい
>>続きを読む

緑の夜(2023年製作の映画)

3.8

ファン・ビンビンさんは「墨攻」「マイウェイ 12000キロの真実」「X-MENフューチャー&パスト」を観ました。今作が復帰作なんですね。

香港映画ですけれど、話の舞台は韓国。
DV夫の妻というビザで
>>続きを読む

漁村の幽霊 パクさん、出張す(2012年製作の映画)

3.7

最初にイ・ジェフン出てくる分には、キム・チャンジュさんの編集もあって期待値は上がるわけですが、〈韓国一のシャーマン〉がキム、キム、キム・スロ???🤣🤣
もうここから「あー、コメディなのね🥸」と頭を切り
>>続きを読む

ミツバチと私(2023年製作の映画)

4.0

〈アイトール〉とは親がつけた男の名前。
〈ココ〉とは日本語で言う"坊や"あるいは"ボクちゃん"だそうで。
観ている間は「???」でしたー🤭

スペイン映画でミツバチ🐝ですからね、どうしてもビクトル・エ
>>続きを読む

ウェディングスキャンダル(2012年製作の映画)

3.5

良かったのは、観終わった時の落ち着いた余韻と、予算ない中でみんな楽しそうに撮影出来たことが伝わったこと。

途中、"ホテルのおばちゃん"が登場してからがグンと面白くなりますよ‼️


〈812〉

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

今の自分の心のコンディションに10のうちの10マッチした映画でした‼️

普通日本人カメラマンは、街中をこうした切り取り方しない🤭
違う文化で育った人の眼を借りて東京、浅草から亀戸を中心に首都高と主に
>>続きを読む

鬘 かつら(2005年製作の映画)

3.7

『妹スヒョンが気の毒で、余命宣告を受けたことを隠す姉ジヒョン。抗がん剤のせいで坊主頭の妹に鬘(かつら)をプレゼントしたが・・
スヒョンの病状が急激に良くなるのだが、一方おかしなことが重なるようになり、
>>続きを読む

>|