ねぎおさんの映画レビュー・感想・評価

ねぎお

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映画(2119)
ドラマ(39)

麦の穂をゆらす風(2006年製作の映画)

4.5

先日「マイケル・コリンズ」観てアイルランド独立戦争からの内戦を知り、そしてケンローチのパルムドール作品。
****
比べちゃいけないと思いつつ・・ケンローチは身体中が痛くなる。

「ダニエルブレイク」
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魔王(1996年製作の映画)

4.2

"ルイ・マル監督に捧ぐ"
フランスに移住し、映画学校に通ったフォルカー・シュレンドルフを弟子に迎えてくれたのがルイ・マル監督。

ドイツ人監督として、かの戦争にどう向き合えばいいか、果てしない時間考え
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街のあかり(2006年製作の映画)

3.5

《敗者三部作》の三つ目。
これは前二作と比べてちょっと重力を感じます。笑


「浮き雲」の場合、ダメだな、こいつとか思いつつ、どこかシンパシー感じるわけですよ。少なくともどんな人でこう思ってるのかな?
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用心棒の男(2015年製作の映画)

4.0

《「用心棒」 と思って観たら「羅生門」》
これいかに⁉️

****

お願いだから観て欲しい‼️
これ、隠れヒット間違いなしです。

ひょんなことで出会った映画。
ベネズエラ🇻🇪映画っす‼️

もう
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レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う(1994年製作の映画)

3.8

「ミニオンズ」ってひょっとしてこれがインスピレーションの元なんじゃないか?
・・などとね。
このどこでコミュニケーションが成り立っているのかわからないけど、全体的には一つの方向を目指す。でも振れ幅は自
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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

3.8

当時話題だったのはよーく覚えているんですよ。

23歳。
わたし、確か一回社会の壁に倒れていた頃。
ウランバートルのホテルで倒れ強制送還されました。笑
シベリアはまだ日本列島の方が近いか!

考えてみ
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ブリキの太鼓 ディレクターズカット版(1979年製作の映画)

4.7

1979年の作品ですけど、フォルカー・シュレンドルフ監督が現代の若者が観ることを想定して2008年にリライトしたそうですよ!
是非観て欲しいなあ。(経緯は以下)

****

パルムドールを「地獄の黙
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過去のない男(2002年製作の映画)

5.0

敗者三部作の中ではこれが一番好きですねー。

やっぱり男だから、三人の敗者の中で最も力強く前を向いている"M"がいい。

「記憶をなくしていたから」って言い訳できるから、きっと自分がそんなに責められな
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浮き雲(1996年製作の映画)

4.0


フィンランドの雇用問題を背景にした中年の夫婦の生き様(?)は大袈裟か。

****

日本の伝統芸能に《能》ってあるじゃないですか。いい役者はあの無表情な能面で感情を表すんですよね。
基本的に日本は
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真実 特別編集版(2019年製作の映画)

5.0

どうしても《特別編集版》が観たくってbluray買っちゃいました。
良かったー。つくづく良かった。

1日あたり8時間。
週休2日。
で、撮影期間40日間。
これがこの映画の撮影日程。
すごっ‼️
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目撃(1997年製作の映画)

3.8

イーストウッド監督+製作+主演作品。

イーストウッドさんは不条理を淡々と描く点を言われます。
大好きな「アメリカンスナイパー」しかり、絶妙な表現。
「ミリオンダラー・・」みたいに反響を呼んだ典型的な
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EXIT(2019年製作の映画)

3.8

あー面白かった‼️
けど股がスースーしっ放しだ!笑

設定命だなあ。
なんたってね、復讐テロで有毒ガスが下から迫る中、元山岳部でボルダリングなど鍛えられた二人が再会!ビルや工事現場を素手で登れ‼️みん
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愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

4.0

1994年のアキ・カウリスマキ監督作品。

**
「希望のかなた」「ル・アーブルの靴みがき」から入ったわたしにとっては、「あー、こっちに進む(帰る)んだー」という感慨。
実は《敗者三部作》に片足突っ込
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真実(2019年製作の映画)

4.8

《前置き長いです。すみません😃》

万引き家族」フィーバーからだいぶ覚めた今、ようやく鑑賞しました。

劇場で観るのを躊躇った理由は・・

なんとなく伝え聞く話、例えばカトリーヌ・ドヌーヴはセリフを覚
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山椒大夫(1954年製作の映画)

4.5

「安寿と逗子王」むかーし読んだ記憶はありますが。笑
森鴎外の小説を溝口健二が映画化したのが今作。二人を買った鬼のような主人が山椒大夫です。

で、原作と違うのは、《安寿:姉 逗子王:弟》が、《安寿:妹
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ロック・スター(2001年製作の映画)

4.5

実はギター🎸小僧だったんです。
小学生でKISSの化粧と爆音にビビり、矢沢永吉「成り上がり」に震え、その後はJUDAS PRIEST大好きのいわゆるヘビメタくん。

最近YouTubeの

SATSU
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スケアクロウ(1973年製作の映画)

3.8


アメリカンニューシネマの代表作のひとつで、名優ジーン・ハックマンとアル・パチーノの共演作です。そしてパルムドール受賞作品。

見る限り、上記ふたり、ハックマンとパチーノは与えられた脚本、演出以上の演
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探偵なふたり(2015年製作の映画)

3.5

"韓国映画" とは、
もはや世界にファンを持つ一大ブランドですよ。

・・その前提で観ちゃうとなー。
なんだか日本のテレビドラマ?
心のハードルが上がり過ぎているのかも。


企画はわかる。
プロット
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ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

4.5

クリント・イーストウッド監督の作品としては異端なんだろうけど、これは好きな作品。

実在の音楽ユニット、フォーシーズンズの映画で、元は舞台ミュージカル。
当初は「マンマミーア」がブロードウェイでヒット
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.1

ハーフオブイット。
本来合体していた人間がその完全性ゆえに切り離され、そしてもう半分を探す旅をしているんだという、なんとも身勝手な(笑)お伽話。

小さな村に生きる中国人父娘。娘エリー・チュウはとにか
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マイケル・コリンズ(1996年製作の映画)

4.0

ちょうどジョン・カーニーについて話してて、アイルランド🇮🇪の話になったんです。
ダニエル・デイ=ルイスの「父の祈りを」「マイレフトフット」ジョン・フォード「静かなる男」とかね。アイルランドの映画色々あ
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9日目 〜ヒトラーに捧げる祈り〜(2004年製作の映画)

4.3

そしてあらためてシュレンドルフ監督遡り・・。


地味だと思うんです、この映画。
派手じゃないし勧善懲悪でもない。
でも考えれば考えるほどに胸が痛くなる。
すごい映画だと思います。

****
実在し
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男と女、モントーク岬で(2017年製作の映画)

4.0

シュレンドルフ監督は2017年名優ステラン・スカルスガルドとこの作品を製作しました。
プロデューサー、そして脚本もアイルランドのコルム・トビーンと共同で書きました。

「パリよ、永遠に」の後、どのよう
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Nは骰子を振った……(1971年製作の映画)

3.0

「エデン、その後」の別バージョン。

使われる映像の多くはまったく同じ。おそらくカットしたんだろう映像も使って編集し直しています。

シェーンベルク模倣は、ここでは使わずに編集されており(とはいえ同じ
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エデン、その後(1970年製作の映画)

2.5

アラン・ロブ=グリエは、さらに常人の感覚から遠いところに行ってしまいました。

****
先に言っておくと、
チュニジアの夕景ロング
夜の砂浜での焚き火バックのダンス
これは見事です‼️
****
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パリよ、永遠に(2014年製作の映画)

4.5

《是非皆さんに見て欲しい‼️》

シュレンドルフ監督作品続けて観ていますけど、ドイツ人映画監督として背負っている業というか宿命とは何と重かったことか。

連合国軍のノルマンディ上陸後、敗戦が濃厚となっ
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シャトーブリアンからの手紙(2012年製作の映画)

4.0

フォルカー・シュレンドルフ監督2011年製作のドイツ=フランス映画です。
舞台は1941年のフランス シャトーブリアン郡の政治犯収容所。
収容されている中で最も若い17歳のギィが主人公と言っていいのか
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ブリキの太鼓(1979年製作の映画)

4.4

「10ミニッツオールダー」の勢いを借り鑑賞。

第一次世界大戦のパリ講和、ベルサイユ条約でドイツ🇩🇪がボコボコにされますが、そのひとつに海に近いダンツィヒという街が自由都市になるんですね。そして第二次
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ポルトガル、ここに誕生す ギマランイス歴史地区(2012年製作の映画)

4.0

ポルトガル🇵🇹の世界遺産ギマランイス。ここを題材に4人の監督の作品のオムニバス映画です。

ことヴィクトル・エリセ監督は長編三本しか残していないため、「10ミニッツオールダー」や今作はとても貴重な映像
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10ミニッツ・オールダー イデアの森(2002年製作の映画)

4.0

これは面白い!!

1.ベルトルッチ「水の寓話」
インドから仕事を求めてきた男。てっきりドイツだと思ったらイタリア。列から離れて水を欲しがる先輩のために水を探しに行くが・・。
水に絡むエピソードが・・
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カジュアリティーズ(1989年製作の映画)

3.8

遅ればせながら。
本当にベトナム戦争映画って、帰還兵も含めるとなんと多いことか。
それだけアメリカ社会に根深いダメージを与えたということ。
第二次世界大戦後、朝鮮戦争、ベトナム戦争と、「なぜアメリカが
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いつだってやめられる 闘う名誉教授たち(2017年製作の映画)

4.0

このシリーズ、
2「10人の怒れる教授」
1「7人の危ない教授」

という順??で映画館で観て、楽しみにしていたはずの3は時間が経ってしまいました。

人気シリーズですからね、わたしが説明するまでもな
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嘘をつく男(1968年製作の映画)

3.3

アラン・ロブ=グリエ
「ヨーロッパ横断特急」と同じタランティニャンが主役で、今回はさらに難解‼️

彼の映画は言ってみれば・・
動くことを覚え始めた"紙芝居"。だから多くは静止している顔などを、カメラ
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007/ダイ・アナザー・デイ(2002年製作の映画)

3.6

ワールドイズノットイナフに続いてこちら!

注目はフェンシングで出てくるベリティ役のマドンナ!なんかいい演技なんですよねー。

同じシーンで登場は、
ヒロインのミランダ役ロザムンド・パイク‼️
これデ
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壊れた車(2009年製作の映画)

4.0

My French Film Festival "stay home edition"

短編です。
おそらくは近所の友達たちが森でトランプしたりして遊んでいます。高校生くらいの兄+5つくらい下の弟+
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フロントランナー(2018年製作の映画)

3.8

ジェイソン・ライトマン8作目。

いつもの通りに
カメラマンは
エリック・スティールバーグ
編集は前作からの
ステファン・グループ

今回は実在の人物を描きました。
1988年の大統領選に出馬していた
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