「怪物だーれだ」
2人の少年の物語。周りの大人たちは何も真実なんて見えていなくて。ある視点から見ると気持ち悪いくらいに都合よく見えてくる。
3パート目以降の2人のシーンは、坂本龍一さんの音楽も本当に素敵で、美しい景色、特別な時間に胸がいっぱいになるね。
見る人によって物語が変わってくるパターンの映画。よくあることで、こんなすれ違いのために人間が傷つくことは心底悲しいのだけど、
わたしたち人間は起こった出来事から、各人が作り出したストーリーの中で生きていくことしかできないのかな……やるせない気持ちになりました。
このすれ違いをなくすためには、どう考えても、子どもたちの言葉が足りなすぎるけど、自身の子供時代を振り返っても、親や先生にほんとうのことを話したりしなかったし、自分の気持ちもよくわかんないし、うーん、、
多感な思春期に、自分のことを話すことは本当に難しいからな……
ただどうか、みんな幸せになってほしいと、身勝手な願いを抱くが、そんなものはしょうもない。誰にでも手に入るものを幸せと呼ぶんだと。勝手すぎてすみません…非常にわたしに効きました。
考えさせられることも多く、ストーリー、映像、音楽どれも素晴らしかったです〜!またみたい!