ウルトラマンシリーズ冬の時代に創り出された魔の作品。
当時劇場で鑑賞した記憶がある。
もう一体何を見せられているのか……。
鑑賞途中で退屈で辛くなって時間を確認したら10分も経っていなかった。
とにかくドラマ部分がほんとうに最悪。
主人公の新米隊員やヒロイン役の俳優は拙いながらも真面目に演技しておりその点は良いのだが、一方でメインキャストのとんねるずは終始ふざけていて不愉快だし、他のキャストに比べても明らかに滑舌が悪く台詞がまともに聞こえてこない。
ギャグもマジで一つも面白くなくて白目。
ベンゼン星人とコッテンポッペのデザインは良いのに全然活躍しない。
ようやく2体が揃ったかと思えば何やら艶やか?な音楽が流れながら薄ら下ネタ的な演出のキモさ。
そんで世界規模で暗躍してたかと思えば敵拠点でもある基地に乗り込んできて、やってることといえばイジメレベルの体たらく。
ストーリーもブツ切りで論理的によくわからない超展開。
そんな展開が50分の尺のうちおよそ8割を占めてて、肝心のゼアスが登場する特撮部分は最後の15分弱程度しか用意されない。
そのバトルにしてもよくわからず、汚れるだの汚れないだので謎にダメージを受けてたりしててつまらん展開。
もっとちゃんとやれよ。
しっかり戦い始めてからは結構良いのに。
つまるところ最後の10分だけ観れば本当にそれでいい映画だった。悲しい。