ロシアが過去に盗んだウイルス〈レッド〉を正式にアメリカに返すことに。このウイルスは兵器として作られたため、感染すれば１２分以内に死亡するほど危険。潜水艦で返還されることになり、マット大尉（ドルフ・ラングレン）とリンダ博士（メイラニ・ポール）が同乗することに決まった。
マットとリンダは過去に婚約していたが、マットが任務の忙しさから婚約指輪を郵送したせいで関係にヒビが入ってしまった。マットはまだ未練があり、潜水艦で一緒になったのをチャンスとばかり復縁を求めるが、彼女の心は解けない。
２人が揉めている間に、テロリストたちはまんまと船に侵入し、ウイルスを撒き散らそうとしていた…
ラングレン主演のウイルスものって、かなり多いですね。『レトログレイド２２０４』（https://filmarks.com/movies/40559/reviews/171042592）や『デス・リベンジ２』（https://filmarks.com/movies/49425/reviews/172194067）も同じテーマでした。
でも、展開としては本作がいちばん面白いです！✨
１２分で死ぬウイルスという恐怖が間近にありながら、マットとリンダの恋人喧嘩はどこからどう見てもコメディ😸
突き返された指輪をマットがくしゃくしゃのレターパックに包んだまま胸ポケットに入れてるのには大爆笑です。
テロリストが無線で「あんた、リンダの元婚約者だな？」と言えば、マットは「その〈元〉を外したいんだが…」。ちょっと、テロリスト相手に恋のお悩みをぶつけてどうするの😂
ラスト、リンダが電話で上司に報告する時に「私と婚約者がテロリストたちを一掃しました」と言うシーンも見もの。そばで聞いて、結婚承諾と判断したマットは電話中なのも構わず彼女の左手を引っ張って指輪をはめます💍
ラングレンは丸腰で強いアクションを見せるけれど、コメディセンスにも長けているので、こういうコメディアクションが本当によく似合いますね。これから、もっとコメディに挑戦してほしい俳優さんです！✨
正直に言うと、リンダ役の女優さんはあまり似合っているとは言い難いし、ラングレン映画の常で共演者が良くない不満はありますが、程よい緊張感と笑いのバランスが良く、とても楽しめました💕
