2025.04.25
フェイクのように、ジョニーデップが特殊メイク無しの普通の人間を演じていて、なおかつ裏社会が舞台の映画はどうしても惹かれてしまう。
多くの裏社会を扱った映画と同じように、やはり大金共に全てを手にしている華々しい時は一瞬で、その先には必ず裏切りや殺し合い、家族との別れという不幸な未来が待っているんだなぁと。
「足を洗う」と言いつつも、やはりお金を稼ぐには麻薬の密入しか術がない訳で、結局同じことの繰り返しながら、地位や名誉だけでなく家族まで失っていく姿はリアルで胸が痛かった。
父の温かい愛情が、優しくもあり切なかった。「いい親になりたかったんだ 俺の父親のような」というセリフに、もう引き返しのつかない所に来てしまったという諦め、形は違えど父と同じように家族を想う優しさ、父への尊敬を感じた。
ジョニーデップの演技は本当に惹き込まれる。
パイレーツ・オブ・カリビアンのイメージが強いペネロペだが、ヤク中の演技は圧巻で演技の幅に脱帽した。
