このレビューはネタバレを含みます
4kUHD版が届いたので早速鑑賞。
1作目の原作者ウィリアム・ピーター・ブラッティのぶっ飛んだ宗教観と卓越した恐怖演出がぶつかり合って生まれた悪魔的に面白い1作。
オリジナルカットの『レギオン』は未見なため、監督にとって本作は妥協の産物なのかもしれない。
しかしながら、雪崩れ込むかのように突入するクライマックスのエクソシズム、からのキンダーマンの悪魔を認める苦渋の告白、からのそれによってまた存在を認められた神による恩寵あるいはかつて結ばれた硬い友情の復活による逆転、という怒涛の展開とスパッと終えるラストには思わず「フゥ〜〜⤴︎⤴︎」と声が出てしまった。
ただ、分裂症には悪魔が取り憑きやすいとかいう話は悪魔の戯言かもしれないが流石に酷いと思ったし、そいういうところも含めて非常にぶっ飛んだ危険作。