いちじく

静かなる決闘のいちじくのネタバレレビュー・内容・結末

静かなる決闘(1949年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

野戦病院で医療中に梅毒に感染してしまった医者が婚約者と破局する話。
元ダンサーの妊婦は医者の誠実さに襟をただして一生懸命勉強し、正式に看護婦として働く。
医者を梅毒に感染させてしまった飲んだくれは反省せず。


堕胎医に取材して映画を撮ったとの情報だけ目に入って視聴したので、いつ堕胎医になるんだろうかと思っていたけれど特にそういう展開は無し。
医療行為もほどほどで、一人の男の道徳的苦悩。エゴイストな酔っぱらいとは欲望を共有した裏表。
感染症への啓発映画的な側面もあったんだろうか🤔

「破廉恥」だの「穢れ」だの性感染した梅毒患者への物言いがキツい。

「患者にだって二種類あるだろ、苦しいって喚くのもあれば脂汗をだして黙ってるのもある」
「僕の欲望何てやつは可愛そうなやつさ」
欲求と道徳的振る舞いとの間で板挟み。
『静かなる決闘』ってそういう意味?

医者の性欲心情吐露を聞いた看護婦が号泣。自分なら笑いをこらえるのに必死になってしまうかもしれない。
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