静かなる決闘の作品情報・感想・評価

「静かなる決闘」に投稿された感想・評価

いぬ

いぬの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

奇形児を見る中田のシーンの魅せ方はすごい うわあ ってなった
Ringo

Ringoの感想・評価

-
どんくらい暗い話かと思ってたら
聖人君子の話

自分が満たされていないからこそ
行える行為か

満たされていたなら
どうなっていたか

この主人公なら・・・
1980年4月18日、高田馬場・ACTミニシアターで鑑賞。 

戦時中の南の島で、ある軍医が手術中にメスで自分の指を切ってしまったら、その手術していた患者が性病だったため、性病に感染し……という話。

この映画、物語からして面白くない。 

この作品の前(「酔いどれ天使」)では、三船はヤクザだったから今回は軍医というのも、なんか安直な感じがする。 

性病にかかった医者の苦悩というのも、映画の観客には共感できるものでもなく、面白いものでもない。 

映画のシチュエーションから失敗した作品だと思う。
Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

3.0
「静かなる決闘」
初BDで再鑑したが古い作品なだけあって画質、音が残念…本作は黒澤が東宝論議の末、初めて大映から出した49年の作品で梅毒に感染した医師の苦悩を描いた人間ドラマ…梅毒の恐れを静寂に描き家族テーマを追求し、台詞も印象を残す。社会性があり一見の価値有りの黒澤初期の良作である
いとそ

いとその感想・評価

3.3
三船はもっとワイルドな役の方が似合う。高潔な医師と自堕落な男というキャラの対比、結局「人間性への希望」みたいなところに落ち着くラスト、いつも通りって感じ
だりあ

だりあの感想・評価

3.8
黒澤映画の黄金コンビ、志村喬&三船敏郎が親子役の作品。
藤崎に対する「不幸」というキーワードが戦争批判に繋がる色濃いヒューマンドラマとして完成度が高い。

クライマックスである藤崎の激白とるいの涙は、まさに食い入る様に見てしまった。
ラストの父の台詞も含め、昭和20年代の日本が抱える癒えない傷を生々しく描いた傑作だと言える。
黒澤明らしい人間賛歌だった
彼の描くヒューマニズムは、例えどんな重いテーマを背負っていても最後にはその輝くヒューマニズムに感動して人間っていいなあと思える
野戦病院で思い掛けず梅毒に感染した「聖者」のような外科医が愛する人のためを思ってその身を退く
看護士に身の丈をぶちまけるシーンと、思わず愛する人にキスしようとして我に返るシーンは辛い…
ヤクザ三船からうってかわって聖人ドクター。愚直なまでの誠実さ、その誠実さゆえんの欲望との闘い。
今作でも主人公の対であり、そーなっていたかもしれない人物がでてくる。
そして主人公に影響し成長する人物。
酔いどれ天使と共通して戦後やろうが今の世であろうが大事なのは「理性」。
これを忘れてはそれは獣である。
しかし彼の苦しみは非常に辛い。
一生童貞で生きていけますか??
最愛の人もいて、いざってときに。
彼が聖人言われるのはダブルミーニングなのかという失礼は置いておいて、なぜそう言われるまで身をこなして働くのか。

この自分を押し殺し、何が1番恋人を大事にすることになるかを考え、純愛を貫き通した主人公藤崎の気持ちを踏まえられなければ今作はいっこうに面白くないと感じるやろう。
茶一郎

茶一郎の感想・評価

4.1
 今作『静かなる決闘』は、戦後の日本を舞台にした黒澤明監督「戦後四部作」の三作目、治療中の事故により梅毒に感染してしまった青年医師・藤崎(三船敏郎)の苦悩を描いた作品です。

 「戦後四部作」は全作、戦後独特の風俗をドキュメンタリックに物語に組み込み、自身の置かれた過酷な環境において、戦後の若者がいかにして生きていくかを描く作品群になります。
 しかし今作の冒頭、戦後ではなく戦中、激しい雨の下、野戦病院で働く医師・藤崎が梅毒の感染者である中田の手術中に誤って自分の手を切ってしまい、梅毒に感染するまでを迫力のある映像で映します。
 時を経て今度は戦後、町医者として戦地を離れて医療を続ける藤崎ですが、彼の血には病気の血が混じっている。タイトルの『静かなる決闘』はこの二つの血の決闘であり、それは欲望と理性の決闘でありました。

 黒澤監督の前作『酔いどれ天使』で、闇市を仕切る若いヤクザを演じた三船敏郎氏が、まさかの今作では後の『赤ひげ』並のヒューマニストになっているという驚き。そもそも監督曰く、『酔いどれ天使』の後、ヤクザ役ばかりに配役されていた三船敏郎のイメージを払拭させる意図が今作の配役にあったそう。
 ある種、『酔いどれ天使』の医師・真田の「人間に一番必要な薬は『理性』だ」という言葉を受け、真田の愛を受け、愛の奉仕者になったような三船敏郎=藤崎ですが、『赤ひげ』の仙人のような愛の奉仕者とはいかないというのも今作の肝になります。

 『素晴らしき日曜日』の雄造、『野良犬』の村上、そして今作の藤崎と、「戦後四部作」は復員軍人の主人公、戦中に戦場において大きな傷を負った人物が主人公の物語。今作の藤崎は戦中、戦場で文字通りの「傷」を負い、戦後もその理不尽な傷により「理性」と「欲望」との葛藤を強いられた人物であります。これは『野良犬』の犯人とも重なり、監督は藤崎を戦中青年の象徴として描いたのではないかと思います。

 特に今作の後半の見どころは、藤崎の葛藤、藤崎の中の欲望と理性との決闘を演技で魅せる3分40秒のワンシーン・ワンカット。彼の「正しくなさ」、「弱さ」が現れるこのシーンこそ、当時の戦後の若者の葛藤と共鳴するもののように感じます。
 「欲望を徹底的に叩きのめしてしまおうとする道徳的な良心だけがのさぼっているんだ」監督が「戦後四部作」で描いたヒーローは、過酷な環境においても欲望を道徳的な良心・理性でもって打ち負かす人物でした。
リョウ

リョウの感想・評価

4.7
このヒリヒリとする孤独感好きです。

三船さんの独白シーンが圧巻です。今の俳優にこの演技はできないと思います。
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