静かなる決闘の作品情報・感想・評価

「静かなる決闘」に投稿された感想・評価

軍医として手術中、誤って梅毒に感染してしまった男の人生の話

自分の葛藤を吐き出すシーンと、聖人のように描かれてきた三船に対する最後の志村喬のセリフがすごく良かった

世間一般的な幸せに相手を押し込める事で自分の情欲から目を背ける感じ、とても不変的な人間のあり方だ…

とはいえ、相手の事を思ってもやはりそうするのか
tarouman

taroumanの感想・評価

3.0
池袋新文芸坐 三船祭り

ヒューマニスト黒澤に心を打たれながら、YOUの喋りを思わせる不思議な千石規子が聖なる三船で徐々に再生するアナザーストリー。
Wu

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3.5
侍役でない方がカッコいいんじゃないかな。千石規子が、妙にいい味出してる。せっかく告白したのに、仕事、仕事ってねえ。
珍しく己の欲望について話す三船が良かった。千石規子のためにそっと涙。
「永遠の映画スター 三船敏郎」@新文芸坐
Yuya

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3.5
クロサワの原点のひとつ
人間の業の奥深さと愚かさ そして埋もれるように存在する ”優しさ“や“希望”のすくい上げ方
こんなにも震える魂を 見事にフィルムに刻めてしまうからこそ 映画の夢は永遠に消えないんだろうなぁ

非業や執念をうまく纏わせ その心の揺れ動きを用いて 観る者の見識さえ変化させてしまうような どこまでも巧みな配置と人物描写
巨匠は なるべくして巨匠になったとしか思えない
三船と志村喬がお互いにタバコに火つけようとするところが1番のもえポイント。
終盤の廊下奥から手前に歩いてくシーンの迫力がすごい。

2018-113
notitle

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3.7
軍医として働く青年が、手術中、誤って梅毒に感染し、葛藤しながら生きゆく話。病気は違えど、現代でもありそう。愛する人のために、孤独に生きてゆく苦の道を選ぶ。理性と欲望の間で苛まれ、抑えきれずに弱気の姿を見せる。そんな姿に人間らしさを感じた。
黒澤明は何が凄いんだろう!ずっと思ってきました。明確に表現出来ませんが、また別の作品を観たいと思わされました。
台所に立ち尽くす三條美紀。話を切り上げられる千石規子。置いていかれる女の佇まいが印象的。
polkadot

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4.0
戦時中戦地に派遣された若い医師を三船さんが演じています。
傷ついた兵士の縫合中、誤って自分の腕に傷を作り、その兵士の梅毒に感染してしまいます。
任務を解かれたら結婚するはずだった恋人とも別れ、人生が一転暗闇に。
三船さんは愛する人を抱きしめられない悲しみについに、千石規子さんに爆発してしまうシーンは泣けます。
しかし、またいつもの医師の顔に戻り往診に行く抑えた演技は流石です。
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