静かなる決闘の作品情報・感想・評価

「静かなる決闘」に投稿された感想・評価

黒澤明、観てなかったシリーズ。

他作品と比べてスペクタクルな部分はなく、どちらかというと地味だけで主人公の苦悩をしっかりと描いた作品。

主人公に影響されて、看護師がどんどん成長していく姿が気持ち良かった♪
林檎

林檎の感想・評価

1.0
真面目かっ!!! ジャケット写真は悪っぽいのに。

鑑賞日:2018/10/27
初見。
梅毒に侵された医師の苦悩・葛藤が描かれています。見ごたえ十分であった。
病気を移した人への憎しみを押さえつけながら医者としての仕事に没頭し、欲望と良心の間でもがき苦しみながらも決してそれを表に出さない。将来のことを考え結婚を約束した人に対して自分の病気を明かそうとはしなかった。内に秘める苦悩と葛藤、まさしく静かなる決闘がありありと表現されていました。三船さんはこういう演技もできるんだなあ。底が知れん。
人生に絶望していた看護婦の女性が先生に寄り添うようになった過程も非常に良かった。梅毒を移した張本人と対峙するシーンは迫力満点だった。
黒澤作品で同じ医療物の「赤ひげ」も最高だったがこっちも負けず劣らずの良い作品です。
kt

ktの感想・評価

3.8
配慮のない表現というか、やっぱり時代を感じる。でもだからこそ藤崎の怒りがストレートに際立つ。
森下

森下の感想・評価

4.0
「あいつはね、ただ自分より不幸な人間のそばで希望を取り戻そうとしているだけですよ。幸せだったら案外、俗物になっていたかもしれません。」
ラストの志村喬のセリフがこの映画の全てだったように感じた。
聖者になるためには、不幸な要素が人生に必要なのか。
食パン

食パンの感想・評価

3.5
黒澤明は高校時代に観た『七人の侍』『羅生門』があまりハマらず、やや不安あったが意外に面白くかなり引き込まれた。ある男の外科手術中、梅毒に感染した青年医師の葛藤、純愛そして悲劇。西部劇のような題名だけど骨太な人間ドラマでシンプルな映像が真っ直ぐに胸を打つ。暗いシーンの救いようのない暗さ。親子で煙草を吹かす場面の細やかな温かみ。前髪が垂れる三船敏郎のタフな色気と、やり場のない感情を吐き出す迫真の演技が凄い!5年も録画したまま放っておいた自分を呪いたくなる程…これで黒澤明は難しいという印象がなくなったので他も観たくなった。
黒澤映画の現代劇も好みで、何よりジャケットのかっこよさと三船敏郎見たさに鑑賞。

聖人君子のような医師・藤崎(三船敏郎)が、軍医として従事した際に患者・中田から梅毒を感染してしまう。

梅毒であることを誰にも告げず、婚約者と破談、周囲からの侮蔑に絶え、ひたすら困っている患者を救うために医師を続ける。

婚約者だった女が別の男と結婚すると知り、一瞬だけ愚痴を撒き散らすシーンが胸を締め付けた。

人間の「苦悩」を描き、一切の説明なしで見る者に「伝える」ことができる三船敏郎とゆう役者は、時を超えても優秀な役者なんだなぁ〜
●'98 11/2『ニッポン・シネマ・クラシック 黒澤明監督作品特別追悼上映 第11回 東京国際映画祭('98 10/31〜11/8)』
(初公開: '49 3/13〜)
配給: 大映
スタンダード B/W
モノラル
11/2 14:00〜 渋東シネタワー3にて観賞
フィルム上映
映画祭パンフ購入
作品パンフ無し
だぶ

だぶの感想・評価

3.3
医療事故で梅毒感染したから婚約者とはお別れさ、理由なんて言えないよ。ちくしょう映画

父には言えばいいんじゃないの?
黒澤作品の現代劇。ラブストーリー的要素も入っている。むずむずしたような展開が続くけど、それぞれの主張に無理がなく、さすがのストーリーである。終盤のクズ役登場シーンも胸が熱くなる。
戦後の日本ってあまり文化的資料が少ないけど、戦後たった4年で、上手くいかない切ない恋愛や子供の中絶の話とか普通に出てくることに驚いてしまう。
昼間のドラマとして鑑賞するには今でも全く色褪せない素晴らしい作品でした。
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