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組織暴力 流血の抗争のlagのレビュー・感想・評価

組織暴力 流血の抗争(1971年製作の映画)
3.7
あたしはやくざが嫌いなんです憎いんですみんな死んでしまえばいいんだわ。担いで歩いて市民に二度見されて遺体搬送は向かいの歩道からも野次馬。乳児も喚いて情けない声出して命乞いする殴り込み。音楽はかなり軽快で乾いてる。

双方を潰し合わせたい毛量の多い星野な内田良平。顔が綺麗すぎて自棄酒の泣き寝入りする覚悟なしに抜刀する徹な沖雅也。刺される前に盾にされて感情皆無のきゃあ助けてえな愛人。びよっと跳ねた吉永な佐藤允。血色悪くしんみりした隠れ家の雅江な梶芽衣子。雪駄で襟締しない目立つもみあげと頬の手塚な宍戸錠。冒頭でそっぽに血へど吐くだけの郷鍈治。孤軍奮闘して寒くて凍える小沢な藤竜也。エレベーターが閉じそうになって這い出て座りこむ。帰ってくるんですかねと意識が飛ぶ。亡骸抱いて力尽きるクラクション。

本編 86分。撮影は山崎義弘で助監督は白井伸明。題名に組織暴力と付くのは同じく長谷部安春が監督の1999年東映製作哀川翔主演の方。
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