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アンデスの花嫁の一のレビュー・感想・評価

アンデスの花嫁(1966年製作の映画)
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渥美清をアフリカはタンザニアにひとり放り込んで撮った『ブワナ・トシの歌』に続き、羽仁進自身の妻である左幸子をペルー/ボリビアを跨ぐ中央アンデスにひとり放り込んで撮った映画。こんな作品を成立させる左幸子はもちろんすごいんだけど、おそらく現地の日系人だろうと思われる、左の夫を演じるアンセルモ福田さんの朴訥な雰囲気もすごくいい。インカの遺跡、巨大な山脈、ジャングル、極彩色の植物、カワイイ動物、チチカカ湖とロケーションが抜群なのは言わずもがな。『ブワナ・トシの歌』もそうだけど、撮影日誌があるならそっちも相当面白そうなんだけどな。
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