ねーね

デーヴのねーねのレビュー・感想・評価

デーヴ(1993年製作の映画)
4.0
地味で目立たない主人公デーヴが、ひょんなことからアメリカ大統領の替え玉を務めることに!!
ほんの数時間の仕事だったはずが、大統領の急病によって任務は無期限延長へ。
彼の温かく誠実な人柄が、冷徹で嫌われ者だった大統領のイメージをどんどん明るく塗り替えていく。
さまざまな困難やトラブルにも打ち勝ち、信頼を得ていく偽大統領のデーヴ。しかし、替え玉は替え玉。このまま永遠に続いていくはずもなく…?

まあよくある設定ではある。が、こういう作品こそ、脚本は当然のこと、テンポや演出の良質さで作品の出来が大きく変わるのである。
一見しょうもなさそうなコメディ作品に見えるが、テンポよく偽大統領としてのサクセスストーリー(そしてちょっぴりのラブストーリーも!)でスカッと軽快に楽しませてくれる。
ケヴィン・クラインの圧倒的「愛され力」にも癒されること間違いなし。大統領もアイドルと同じで、愛嬌が大事なのだ!!

ジャンルとしてはコメディではあるものの、90年代映画らしさ全開のエモーショナルなサウンドトラックも相まって、人情味を感じるヒューマンドラマとしての完成度が高い。(これだから90年代のハリウッド映画はやめられない)
お仕事ドラマとしても元気をもらえる映画なので、落ち込んでいるときにオススメしたい。

ベン・キングズレーが、妙にいい人そうな副大統領を演じていたり、シガニー・ウィーバーがエイリアンを封印してどこか可愛らしいファーストレディを演じているのも、何気に豪華で見ごたえアリ。
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    甘酸っぱい青春ドラマやもどかしい恋愛劇がすきです どちらかというとバッドエンドの映画が刺さりがち SFやアメコミもよく観ます 点数は3.0〜3.5あたりが戦地、それを超えたら良作、4.0〜はかなり…

    甘酸っぱい青春ドラマやもどかしい恋愛劇がすきです どちらかというとバッドエンドの映画が刺さりがち SFやアメコミもよく観ます 点数は3.0〜3.5あたりが戦地、それを超えたら良作、4.0〜はかなりお気に入り 新旧関わらず思い出しベースです ユアン・マクレガーの大ファン