ミストのカサイのネタバレレビュー・内容・結末

鬱映画といえばコレ。
主人公が最善と思って行動したことが全て裏目に出るという、これぞ鬱。自らの意思による行動が原因じゃない鬱展開はしょうがないで割り切れるけど、ミストはまだ選択肢がある中でそれを選んだ結果だから質の高い鬱だと思う。全て防げた、変えられた結末、しかもそのチャンスは何度もあった、だからこそ後悔も強く残る。

モンスターパニック映画としてはちょっと好き。怪物がはっきり写らず(虫は出るけど)、霧の中に得体の知れない何かがいる事だけは分かるというのは結構ゾクっとする。体にロープ巻きつけて外に出たやつが下半身だけになって戻ってくるシーンも霧の中の存在がいかに現実離れした怪物であるかが分かって好き。

なかなかメッセージ性も強いかなと思った。特にスーパー内での生存者同士の対立。ある意味社会の縮図とも言えるんかな。まぁそこまで考えて観てないから分からんけど。

ドラマ版ミストは結構おもろかったのに打ち切られて泣いた。