このレビューはネタバレを含みます
個人的にすごく惜しい作品だった。
良かった点はやはりマイクラ要素だ。初っ端のいつものBGM、素手で木を掘るとブロックになったり、ブロック設置する動作もうまく実写に落とし込めていたと思う。
その分中途半端さが気になった。特にアクションシーンだ。ゾンビの腕が欠損したり、剣で刺せたり、死体が残っていたり...他のモブは落下死したらアイテムだけが残ったりするのにそこの設定のばらつきとか。マイクラのアクションは地味だから仕方ないとはいえ、普通のアクションすぎて残念だった。
敵も微妙だった。よく分からないオリキャラ？(マイクラはエンドシティあたりで止まってる)がラスボスでラストバトルに関してはマイクラ要素どこってくらい平凡なCGバトル。
ストーリーももっと原作リスペクトが欲しかった。序盤20分くらいの導入がちょっと長くて退屈であったし、それだけ尺使った割に掘り下げが薄いし、姉役の子が可愛かったくらいしか覚えてない。
あと、スティーブが本当にジャック・ブラックでしかなかった。好きな俳優ではあるけど、スティーブの格好したジャック・ブラックにしか見えなかった。
この映画をみてゲームやりたいとは思えるかも問題だ。ゲーム原作の割に映画オリジナル要素多すぎる。ポテトガンとかは出すのはいいけど、もっと後半で出した方が良かった。現実世界の自由な発想をマイクラ世界で使うっていうカタルシスも得られたはずだ。
だったら、ジュマンジみたいにゲームの中に入ってしまったメインキャラが元の世界に戻るために原作と同じくエンダードラゴンを倒しに行く方が良かったと思う(予算的なものもあるのだろうけど...)。
すごく残念な部分も多いけど、子供達は楽しんでいたようなので、僕はターゲット外だったということだろう。続編が出るならアレックスが出るのかな？
