リバボ

ミスター・ノーバディのリバボのレビュー・感想・評価

ミスター・ノーバディ(2009年製作の映画)
4.2
不老不死が実現した世界で死を迎える最後の人間となったニモ。彼の過去に遡ると、両親の離婚により、母親についていくか父親についていくか、選択を迫られる。その選択から生まれたいくつものifストーリーが同時に進行していく物語。


1つの映画を見ただけなのに、いくつもの物語を見た気分になれてお腹いっぱいになれる映画だった。
シーンの繋ぎ方がスムーズすぎる。


どんな選択をしても、満足する時や後悔する時がある。どちらの選択が正解だなんて、両方を経験できないのだから判断できない。選択した道が不幸に感じ後悔するかもしれないが、もう一方の道はもっと不幸を被っていた可能性だってある。逆も然りだ。選択した人生の道に正解も不正解も存在しない。どんな選択をしても死というゴールは同じだ。だから自分の思うがままに前向きに選択した道を歩めば良いのだと感じた。優柔不断で選択に二の足を踏む自分に刺さる内容だった。
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