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HOMIE KEI チカーノになった日本人のパンのレビュー・感想・評価

4.1
かなり前にBAZOOKA!!見て知ったKEIさん。
日本人としてアメリカの刑務所を生き抜き、チカーノギャングの仲間になった元ヤクザという異色の経歴の持ち主。
この作品でも詳しく知ることが出来るが、YoutubeとかにあるBAZOOKAのKEIさん動画見たほうが正直まとめられててわかりやすいかも。 

もうこの人は本や漫画や映画とかになってるからかなり知名度高いよね。 色々な活動されてるみたいだし。
アメリカの刑務所の話は壮絶だった。
スーパーで買い物したり、自由なのかと思えば毎月死人が10人くらい出るらしいし刑務所というか本当にアメリカの中に別の国が作られているという感じ。 

特に驚きだったのがムショ内の映画館に紙と鉛筆持って行って、同じ場面で同じ単語使われてた時にカタカナでメモするという方法で必死に英語を習得したという話。
生命力が凄まじすぎる。

しかし若いころ凄い逸話だらけなのに歳を重ねるとこうも落ち着くものなんだなあ…
本当に貫禄ある人って怒る時も冷静に怒るよね。 
短気なほうが舐められると思う。

劇中で日本のヤクザ時代の武勇伝とか色々な証言出てくるんだけど、それよかアメリカの話もっとたくさん欲しかった。 
何気に終盤にあったあのチカーノパーティーシーンの撮影、日本のドキュメンタリー映画の中でも屈指の危険な撮影だと思うわ笑 
KEIさんも英語話してるとやっぱ普段と違って見える。

残念な点として、本作は刑務所のイメージ映像が現代アメリカの刑務所映像なのが残念すぎ。 
せめて同じ年代の映像使おうよ(いくらでもあるんだし)
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