あさんの映画レビュー・感想・評価

あ

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BULLY ブリー(2002年製作の映画)

2.6

実際にあった事件だったにせよ、全員が全員悪すぎて何を見させられたんだろうという感じ……罵りあいも含めてかなり苦痛だった……

バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)

4.0

人と人とが触れ合い、傷を癒していく話として丁寧にかつ説明的でない。
画の切り取り方もおもしろいし、なにより音楽が良い。
突然テント立てていいかって来た青年が個人的には1番意味わかんなくてツボ、面白すぎ
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最強のふたり(2011年製作の映画)

3.9

弛れることなく最後までうつくしい。
実話系を観ると本当に事実は小説よりも奇なりだと思う。創作したものには出せないものがある

シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

3.6

どう感じたら良いのかすぐには感想が出てこない。リアルな戦場カメラマンの現状を知れる、ともなんだか違うところに刺さる。ラストもそう来るかという感じで、序盤立ち上がりが重いなと思っていたら中盤以降が圧巻。>>続きを読む

VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

3.4

刺激のない、淡々とした話。(ストーリーというストーリーはなく、老いた夫婦の日常が切り取られている)
テレビから流れてくる音声ではっきりと死生観が明言されているものの、キャラクターたちからは訴えかけてく
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テリファー(2016年製作の映画)

2.7

ただただ血が舞うスプラッター。なにがなんだかよく分からないけどグロい死体が見たい人はおすすめ。ストーリーは特にない…

アシスタント(2019年製作の映画)

3.6

たった1日の長時間労働の話をここまで描けるのが凄い。主人公の服装が変わらないことからどれだけの1日の長さを体感しているか?が伺い知れる。
会社ってこういうところあるし、こういうところを我慢するしかない
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イル・ポスティーノ 4K デジタル・リマスター版(1994年製作の映画)

4.7

なんて素敵なの…che bellisimoとしか言えない
読み書きが辛うじてできるような学のない人が、言葉巧みに操る魔術師に出会う。
ユーモアのセンスも素晴らしい。どんどん吃りが無くなっていくのも良か
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.7

小難しいことが起きないので観やすい。ただストーリーなどに粗はあるのが少し気になってしまうし、尺としてももう少しキュッとできそう……というくらいに序盤のテンポがやや気になる
ラストは刑事どうなったん??
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孤独のススメ(2013年製作の映画)

3.9

いや、なんか奇妙な映画……ほかにない見心地という点で3.9。
説明的な言葉やセリフをほぼ排除してる分、やや難解だが、ラストのバーのシーンの意味合いが分かった瞬間の開放感が凄まじい。音楽とともにマッター
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マンダレイ(2005年製作の映画)

3.9

演劇のように最低限のセットで演出される世界観が秀逸。エンタメというより社会風刺が効いた劇を見ているようで、人間の本質に迫る作品。
民主主義的自由を手に入れ、多数決で決めることをおしえるものの、飢餓にな
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ヴィジット(2015年製作の映画)

3.3

奇怪な行動の怖さの表現力の高さよ…
老人の裸や奇行が怖いというホラーは多いがまさに王道といった感じ
「シックスセンス」のような秀逸などんでん返しがないのが残念だが本当の祖父母ではないと分かってからのス
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

後半の畳みかけが素晴らしかったな……
1分だけ話したいことがある、とエリックの母親を連れて話す時は何を言うんだろうと思ったが、このシーンが圧巻。

亡くなったところより、ここで涙腺が崩壊した。母子の関
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

3.9

エリックの感情を思うと前半からずっと板挟みでしんどい……
軽はずみで興味本位的な気持ちでやったことがここまでの大きな問題になるのは時代がそうさせたとしか言いようがない
こんな史実があったことを知らなか
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WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

3.7

ワンダはなにかしらの障害を抱えていそうだけど明言されることはなく、デニスとのやり取りでさらにそれが浮き彫りになる(私にはできない、できたことがない)
ラストの陽気な音楽が流れる中でちびちびとビールを飲
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LOVERS(2004年製作の映画)

2.5

美術・衣装が綺麗。
とんでも設定でどういうどんでん返し?と突っ込みながら見れる

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.4

急に被告人になってしまった妻を可哀想だと思うことも無く、ただただ自分勝手な人、と終始見えて女優さんの顔が憎らしくなるくらい。ある意味演技が凄いと言えるのかな。
決着も、結局事実関係はわからずダニエルの
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.4

素晴らしい!!音楽もダンスも、脚本も展開のスピード感も画面の切り取り方も!
『自分たちに未来は無い。でも11歳の少年にはある』と涙ながら訴える父親が胸に刺さるし、合格発表を待つおばあちゃんの渾身の『P
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658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

言葉にならない痛みや苦しみを表現するのが上手いなと思ってたらきっちり言葉にした時からが面白くなった……
陽子にイラッとするのは菊地凛子さんの演技が冴え渡った結果だよな……なにもかもが自分のせいだなと思
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ドラムライン(2002年製作の映画)

3.4

キャラの問題児な感じが型を破ってく様は熱い。マーチングバンドにおいてドラムラインが生命線なんだというのもわかって気持ちがいい。
が、心変わりするまでが長かったり、ラストのオチが見えてるのでサクッと気楽
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サユリ(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

白石監督との相性がここまで抜群だなんて……!たしかに原作のおばあちゃん最強だし無双するあたりから、ジャパニーズホラーの怖さとは違う楽しさがあったから映画版でも損なわれずむしろワクワクするパートにしっか>>続きを読む

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.6

小説や漫画では再現できない設定が斬新。トゥルーマンのそばに居るからこそ演技が辛くなることもあるんだな……
ラスト、『Talk to me!』って言われて何を言うんだろう?と思って期待したセリフが、バチ
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キャビン(2011年製作の映画)

3.5

人間は奢り昂った存在なんだなと思う。結局支配下に置いたと思っても、自然や神、怪物には叶わない。
最後まで怒涛の展開で楽しませようとするエンタメ性が良い。
パニックホラー好きな人にはおすすめ

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.5

Kodakのフィルム感が活かされてる綺麗な画面。シュールなギャグ感がなんだか最後ハマってくる……宇宙人が写真撮られる時に構えるのが可愛かった。
スライド式に切り替わる演出などは面白いが、結局最後は何を
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

2.9

ジョーダンピール監督作品はハマらないのかも……数々の賞も受賞している作品だがキャラもハマらず。
ただ家政婦の演技は凄かった。
あっと言わせる展開もなく、最後まで駆け抜ける疾走感も弱く……あと一声何処か
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海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

3.7

恋愛の会話だけでここまで作れるのがすごい。
アンリやマリオンの恋愛観には共感できないし、結局ひと夏の恋になんの意味があるのか分からないけど、ピエールがとにかく気の毒で本当の意味で大事にしないといけない
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.2

ホラーというよりサイコサスペンス
アニャの蠱惑的な女性がとっても素敵。60年代のファッションが好きな人にも刺さるはず。搾取されていく女性の描写が良かったが、オチがわかってからが少し残念

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.8

品があり、印象的な画の使い方、色遣い、光の演出が素敵だが、おとぎ話っぽくなさすぎるのも良い。未来から来たの?に対して、後ろの道から来たって言うセリフが秀逸だなと。
そしてマリオンの『自分が悲しいのは自
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CURE キュア(1997年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

演者が光るシンプルで素朴な脚本でありながら、余白がありすぎて色々考えてしまう。恐怖。
結局洗脳からのそれをファミレスの店員にしてしまい、エンドロールに行くのが粋すぎる。間宮は一旦何者なんだ、というのに
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Chime(2024年製作の映画)

4.1

物凄い皮肉と悪意。悪意。悪意。
突飛な行動や衝動なのに、人間ってこうだよな、って思えてしまう怖さ。
事態が解決するとかしないとかではなくて、根源的な何かを凝縮させた濃い作品。
面接のシーンは自分語りす
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.3

禁忌はおかしていけないとしみじみ思わされる…

セリフの少なさ、登場人物の名前を出すタイミングの絶妙さがこの作品全体に漂う不穏さと音楽を引き立てていて、何を感じとったらいいのか?を五感で感じ取れと言わ
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.7

父親が敢えて娘に伝える言葉って、母親が語る何かよりも重い時がある、そんな記憶が自分にも戻ってきた。

うわー、なんだこれ……この余韻……という感覚になる作品。なにかが起きる訳でもないので、ずっとバカン
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聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

3.8

ジワジワと首を苦しめられるような後半からラスト。10人以上の殺人や検事・弁護士の嘘偽りよりもなにより最後の映像が1番恐ろしい。
前半少し重ったるくギアを上げきれてない印象があったが、本人が捕まるまでは
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.4

毒親の嫌さを最高スカッと晴らしてくれる展開が望んでいたもので気持ちがいい。
母親がどうして毒を与え続けていたのか、将来きっと感謝すると思えたあの自信はなんなのかが見えてこないが、とにかく縛り付けたかっ
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名もなき野良犬の輪舞(2016年製作の映画)

3.9

最後ヒョンスが流した涙にどんな感情の名前をつけたらいいのだろう。画が美しいのに、コミカルな会話劇やキャラ、人間心理に迫る大ラスト、伏線回収と展開も見事。

この後、ヒョンスはどう生きていけばいいんだろ
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CUBE(1997年製作の映画)

3.9

低予算、低予算とそこがフューチャーされてるが、それ以上に作品としての完成度が高い。
醜い場所にそれでも戻りたいと言ったあのセリフから、結局無垢な人間のみが光の方へと向かっていくオチも綺麗。
誰がなんの
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