MCUフェーズ4のドラマ第6弾。
キャプテン・マーベルが大好きなヒーローオタクのカマラが不思議なバングルを手に入れ憧れのヒーローになってしまった。しかしダメージコントロールからは追われ、さらにバングルを狙う集団にも襲われ、想像していたヒーロー活動と違う！
成り立ての若きヒーローの活躍と、インド・パキスタンの分離独立を経てアメリカ移住した親子四世代にもわたるムスリムの苦悩を描く。
ヒーローオタクという特殊なキャラクター性のおかげもあり、MCU世界でのヒーロー達の一般的認知度が改めて描かれるのは非常に貴重。そして主人公達がヒーローにのめり込む姿は正にMarvelにハマる我々そのものであり、共感性が非常に高いスタートとなる。ただ、回を重ねる毎にムスリムの文化や歴史の描写が増え、製作側の社会的メッセージを必要以上に強く感じる様になる。コレまでの様に歴史の裏にヒーローの活躍があった、などでは無くただひたすら歴史とそれに放浪される人々を描き、ヒーローとそこまで強い関連性があるものでも無く、必然性をあまり感じなかった。
ただ、だれてしまった中盤も最終回にはビシッと締め、盛り上げを復活させる辺りはさすが。あのキャラクターの登場や、あのキーワードも登場したりして、度肝を抜かされた。いよいよあのシリーズがMCU入りするのか！？今後も非常に楽しみである。
