この恐ろしさ、エンドゲームを思い出す。世界の破滅、抗いきれない絶対的な終焉、それに対する無力感。そんな絶望的な状況に立ち向かうのは、かつて世界を牛耳ろうとNY決戦を起こしたあの悪戯の神ロキ。我々の知る、母の死を悲しみ、父親と和解し、ソーを助けて死んだロキではなく、地球侵略を企てて捕まったばかりのヴィランである。
しかし彼は友情と愛情を知り、再び脅威に立ち向かう。あの日サノスに殺されたロキに再び出会う。そう、殺されても、剪定されても、タイムスリップしても彼は世界を救う為に舞い戻って来る。これをヒーローと言わずして何と言おう。
彼は長年望んでいた王座にいよいよ座り、このMCUを見つめて行くのだろう。そしてこのマルチバースの闘いの中で彼が担う役割は一体何なのだろうか。
