カウボーイなのに豚!豚!豚!の描写今回もイカすぜレフン。ツインピークスという言葉を感想で目にしたが過去のセルフオマージュの集大成なのにやってやるぜ感が漂わないのはインランドエンパイアに近いかかなあ。ショートカットは中性的な意味合いかな思ったが個人的にはジャンヌダルクがモチーフかな。裁かるるジャンヌのルネファルコネッティとか。あと魔女モチーフギャスパーノエのルクスエテルナ。ジャージは女性性排除の意味もあるがブルースリーのトラックスーツオマージュ。ブリーダーでも銃に頼らない暴力でリスペクトをささげている。カッコいい役は銃は使わないみたいなルールがレフンのなかにあると思う。ジークンドー風の半身立ちになるのは笑う。露骨に青赤で分けるのもノエっぽいてかヌーベルバーグ。あとA24のspringbreakers。
レフン集大成で主人公は無口なハードボイルド、ポッケインでスカしてるのはまんまゴズリングwでもクリスティンスコットトーマスにも似てる。主人公は何ができて何ができないのかわからないがあんだけ強いなら自立しろよwって思うが記憶がないのかな?取引を履行させる力、この世の理にたいする歪みに対峙する時にこそ、タイのおじちゃんやノーカントリーのシガーのような力を発揮するのかな。それ以外は意外と頭は回らなそう。
レフンマナーとしてお金や刑事罰ではない東洋的な「落とし前」がキーワードとなる。何かにつけて○の目立つ絵作りクルクル回転カメラは言わずもがな。
あとレフンの女性を支配したいっていう本音と言い訳のようにやっぱ支配されたいですっていうのがクルックルしてる感じwだだっ広いところで女(可愛い系じゃなくたいていモデル系なのもツボ)が無表情で佇んでいるいつもの絵も好き。
小島が日本語喋れないアジア人に日本語喋らせましたみたいな演技してるのがほんとにクソw
テイスト的には集大成で他のレフン作より間口は広い感じもするがレフンのインランドエンパイアという感じかな。あまり期待しないように。