まろすけ

東京2020オリンピック SIDE:Aのまろすけのレビュー・感想・評価

東京2020オリンピック SIDE:A(2022年製作の映画)
-
【追記】2022/6/24
監督さんの例の件でSIDE:Bの公開を危ぶみましたが本日公開されましたね

==============
記録映画なのでスコアは無しです

映画的文脈で映像のその先をその奥を読み取るのなら、五輪に対していろいろなゴタゴタを踏まえた上での反対の空気は確かに読み取れます

読み取れますが映画自体がそれをあからさまに感じさせ誘導する様は感じられなかったですね

記録映画やドキュメンタリーの定番フォーマットのナレーションがなかったことが起因してか、僕は割りと冷静に見つめることが出来、あの日あの時自分は何を見て何を感じ何を考えていたのか無音で流れる映像を見ながら考えていました

この映画を観てすべきはあの五輪はなんだったのか?という検証ではないのか?と

開催前は新しい観戦の形とかやはり日程がなど活発に議論が交わされていましたが、結局メダルをたくさん獲ったから良かったね、大成功になって終わり

賛成派も反対派も潮が引くようにいなくなった

全てが空気で決められて検証がなされない
それが生んだ歪みはいろんな問題に影響を与えていると僕は思います

今だって検証なしに空気でマスクは必要ないにながれていっている
外すなら検証がされた上でじゃないのか?

五輪がただのスポーツの祭典ではないのであるなら、そこを通して検証出来ることはたくさんあるのではないかと思います

検証なしに進んだ先をいままさに自分達は体験し生きている気がしてます


※エンドロール後にSIDE:Bの予告が流れましたが、かなり踏み込んだ内容になる雰囲気がありました

そこを鑑みるといずれは露にされたことなのかもしれないですが、あのタイミングで監督さんの例の件が明るみになったのは、行われた行為は擁護出来ないという大前提はあるにしても、何か大きな力が作用したと見るのはあながち妄想ではない気もしました

ゴシップってその対象がいちばんダメージ受けるタイミングで出すものとか聞きますし、それがネットに流れたときの反応もなにかまんまとって感じたのは事実でしたから

国際基準に準じた記録とドキュメンタリー
そこには日本すごいぞっていう称賛はなかったから制作の過程でなにかあっても不思議ではない気がします

なので個人的にはSIDE:Bは公開されない気がしてます
まろすけ

まろすけ