一生懸命は恥ずかしくない
ガンバるは伝播する
清涼感溢れるラストシーンは必見
小寺さんと近藤が体育館で部活に打ち込む様は観ているものに沢山のものを語りかけます
正直言って序盤の近藤の行動や視線にめちゃくちゃイライラしました
でもそれがなんなのか途中から僕は気づきました
言葉に出来ない思いと行動それはまさに青春そのもので何者にも慣れない足掻きその正体
そうまさに近藤は僕だったんです
近藤に自分を見ていたらあの何も見ていないあの時の視線を思い出したらそれはめちゃくちゃイライラどころじゃないですよね💦
自分は小さな一歩を踏み出せずあの時間を浪費するだけでした
だからこの作品は眩しくも痛くありましたでも…
一生懸命な姿、真剣にがんばる眼差しそれはいつしか伝播してなにかを確かに変えていく
そんなそれぞれが小さな一歩を踏み出す様を見ていると優しい許し解放を貰えて
過ぎた時間は取り戻せないけど今いる場所でも自分が嬉しくなるために頑張ってみるのも悪くないんじゃないかと思えました
近藤が見つめる小寺さんへの眼差しはいつしか僕らが小寺さんを見つめる眼差しとなり小寺さんが何者かわかるとき僕らが僕が忘れていたもの心の奥に閉じ込めていたものを思い出させます
一生懸命を嗤うこと恥ずかしいと思う風潮の正体
それは真っ直ぐ壁にぶつかり日々を戦い乗り越えていくものにしか見えない景色を見ることが出来ない諦めたものの妬みの眼差しなんじゃないでしょうか
冷静な眼差し俯瞰の眼差し客観的な眼差しそれを持つことは大事なことだとは思うんですよね
でもそこだけが唯一無二の正しさと決めつけてしまうと見えなくなってしまうものがある
一生懸命だからこそ入り込んでいるからこそ見えるものわかるものがある
小寺さんはそれを教えてくれます
変えられるんじゃなく変わろうとする勇気
一歩踏み出すきっかけを貰えとても前向きになれる素敵な作品でした
スクリーンでそれぞれの小寺さんに皆さん出会って欲しいです
めちゃくちゃオススメします！
