まろすけ

ナワリヌイのまろすけのレビュー・感想・評価

ナワリヌイ(2022年製作の映画)
4.0
ウクライナ情勢疲れと飽きが来ている今だからこそ見る意味のあるドキュメンタリー

ナワリヌイ氏もゼレンスキー氏も特異な状況下だからこそ存在感を示すことが出来ているかもしれないし、仮にナワリヌイ氏がロシアの大統領になったとして言葉通りの政治を司れるかはifの話でそこは軽々に素人が語るべきではないと思いますし、持ち上げ過ぎるのは注意しなきゃいけない事だと思います

ドキュメンタリーとて作り手の意志が入り、全くニュートラルでは無い事を意識しておかなきゃいけない

ただそこを踏まえても尚起こった事実に衝撃を受けたし、ナワリヌイ氏と協力者がSNSやTikTok等使える手段を全て駆使し、毒殺未遂事件の証拠にたどり着く瞬間は観ていて鳥肌が立ちました

今どちらかと言うとロシア国内は情報統制が成されていて、ロシアは正しい行いをしていると戦争に対して認識されていると言う感じの報道のされ方を見たりしてましたが、必ずしもその声は支配的ではないのではないか?国民は本音を隠しているのではないか?

プーチン政権下の空気を垣間見る事が出来たような気がします

たぶんひと昔前なら政権は倒れていた気がしますし、それだけの事が起きていた事実を思い知らされます

ただプーチン政権は続いている
今日も戦争は続けていて終わりは見えないし、国際世論でそれを止める事が出来ない

それは何故なのか?
世界はいろんな事が絡み合って単純にはいかないのを知り理解して、その上で考えて行かなきゃいけない、考える事を止めるのは僕らにとって罪であると

半導体不足や物価上昇の一因に間違いなくロシアとウクライナの戦争が関わっているのだから

悪が勝つのは、ひとえに善人が何もしないからだ

諦めるな

ナワリヌイ氏の言葉を受けて僕は考え続けて行きたいです
まろすけ

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