ASHITAKAAkino

哭悲/The SadnessのASHITAKAAkinoのネタバレレビュー・内容・結末

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます


2024年映画10本目

台湾のスプラッターホラー。
でも監督はカナダ出身のアニメーター。長編デビュー作でもリミッター外してる感じが頼もしくもある。特殊メイクやふんだんに飛び散る血が見どころ。テーマとして抽出されるのは、理性の残った暴力性、嗜虐性。R18も頷けるレベルだし、電車内のテロは結構他人事でもなくショッキング。でも、日本ならもっと冷静に隣の車両に移るのだろうなとも思う。
2人の恋人たちの視点で進行する。(おそらく)抗体がある女性と徐々に侵食されていく男性(指の切断は唐突ながらも良い緩急の付け方でした)。こすり倒されているゾンビ的なものとは一味も二味も違う恐ろしさも新鮮。
次作にも期待。
韓国製作陣がタイで撮影したり、カナダ製作陣が台湾で撮影したりできるのに、日本ではそれが叶わない(『White Lotus』のS3のロケハンに来たけど断念とか)、という側面への気付きにもなったりならなかったり。
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