「主人公が精神科医なのが良い」
ネタバレあり
面白そうなプロットだが、最近はこのパターンでハマらなかったことが多かったのでハードルは下げ気味で鑑賞。
ホラーとサイコスリラーの中間的な作品で、個人的にはそれなりに楽しめた。
鑑賞中、ずっとモヤモヤというかイライラというかなんとも言えないくぐもった感情になっていたのは、主人公が精神病の患者を扱う大きな病院の精神科医だったからだと思う。
普段から狂った人やメンタルが壊れた人と接しているのに、自分自身が同じような状態になると何もできず、自分は狂っていないと主張する。精神科医ならもう少し客観的な判断をして行動できるだろうにと思わせるところが、この設定の狙いな気がする。まんまとはまったｗ
結局、主人公のメンタル崩壊なのか悪魔的超常現象なのか、ことの真相ははっきりせず。個人的には、この作品ははっきりしなくて良かった気がする。見えているのは本人だけだから。
ラストまでは正直、微妙だった。星3.0か3.5か迷う。最後、主人公に見えているクリーチャーの顔の皮が剥がれて口が何重にもなる本当の姿を表し、全身の皮が剥がれたソレが、主人公の口を広げて中に入ろうとした姿が素敵だったので、評価は確定。星3.5
