「すべてが好みじゃない」
設定としては、シチュエーションスリラーとしてよくあるものなので、韓国映画でどう料理されるか楽しみだったが、期待を大きく裏切られた。
とにかく、やることなすこと上手くいかない主人公のキャラと行動の設定が、個人的にすごく苦手だったので、冒頭から最後まで話に入り込めなかった。
隣人の謎と死体の謎もかなりぼやかして、ほとんど謎解きされないのも個人的にはマイナス。隣人のキャラや謎めいた数学的能力をラストに一気に謎解きとして明かすような爽快感があれば物語が締まった気がする。
スリラーに中途半端にコメディ要素を入れた結果、緊張感が散漫となり、せっかくのシチュエーションが台無し。
韓国のスリラー=出来が良い、とはならないことを実感。星1.5