王騎将軍率いる秦国軍と王騎の元で修行を積んだ信、対するは秦国へ積年の恨みを果たすべく侵攻と虐殺を尽くす趙国の三将軍、による戦。
メインプロットはこの「馬陽の戦い」だが、印象に残ったのは秦王・嬴政をかつて救った恩人である紫夏(杏)。女性の聡明さと逞しさに強く心を打たれる。商人たる生き様もまざまざと見せつけられた。前作から引き続き登場のキョウカイ(清野菜名)もやはり強く逞しく麗しい女性として魅力的に映った。
今作は次作への布石を打ったような作品。故に次作に繋げるための説明的なシーンが多く、一本の作品として見れば前作、前々作の方が楽しめた。しかしアクションシーンはやはり「るろうに剣心」を彷彿とさせる流石の躍動感。
主題歌が宇多田ヒカルというのも良かった。やはりミスチルはどこか似合わない。
