「戦国モノの創作物はみんな美化しすぎ！戦国大名なんて人の命を何とも思ってない奴らだろ！実際の戦場は腐敗した遺体がごろごろで、もっと悲惨なはず！」って意思をめちゃくちゃ感じた。あまりにも命が軽いし、意図的に美しくなく格好良くなく描かれている気がする。
物語は、荒木村重の反乱〜本能寺の変〜中国大返し〜山崎の戦いまでで、本能寺の変は秀吉が明智を唆して起こさせた説を採用している。
衆道関係にスポットが当たってたことも、本作の大きな特徴。織田信長と森蘭丸は定番ですが、まさか信長光秀村重の三角関係？には驚きました。そして、その衆道に対しても三者三様で面白い。
たくさん書き留めたいことはあるけれど、ここまで上手く言葉にまとめられない作品も久しぶり。のめり込むような面白さというよりは、目が醒めるような、といった肌感。
