ASHITAKAAkino

ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズのASHITAKAAkinoのネタバレレビュー・内容・結末

2.1

このレビューはネタバレを含みます


2024年映画15本目

ゲームFNaFの実写化。
体感140分の110分のホラー。
実況動画を少しだけ見た程度の人間の感想です。
凡例、悪例、いろいろとけなしたくなる部分や欠陥はあれども、どこか勿体無さも感じた本作。原作者が脚本に関わっているけれどそこまで良い作用を生んでいるようには思えませんでした。どこか90'sテイストな粗のある感じに。
そもそもの原作は、高度な「ダルマさんが転んだ」を複数の監視カメラを駆使して、アナログながらも良質なホラーゲームとしてプレーヤーに体験させる類のものだったように思えます。ぱっと見可愛くも怖くもないキャラクターが徐々に迫ってくるのがシュールにビビらせてくる。だから、普通にあっさりと動いているのを見せられると、これじゃない感がすごい、というのが1点。もう1点気になったのが、ドラマパートやたらと作り込んだのが裏目に出ているようにも。トラウマ、夢診断、過去との対峙、家族の問題。むしろホラーパートよりも、そちらの方を頑張っているような趣。90分くらいにして、もっと中身そっちのけでライトなものでいいのではと思った次第。
お粗末な脚本演出キャラクター造形はともかく、音響と撮影は一定水準を超えていたので、観れなくもないけど、続編があっても普通にスルーすると思う。ゲームをやっている人ほど楽しめているのなら、今後のゲーム実写化の流れに別業界のクリエイターが絡むのもアリなのかなと想像します。
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