「ゴーストバスターズ」という映画に、10代少女のアイデンティティークライシスや、ありがちな家族の絆なんてものは、たぶん求めてないんですよ。それに気づきました。ひたすらバカバカしいオバケ退治。それだけであってほしかった。
考えてみれば、1作目だって大した映画でもなかったじゃないですか。ビル・マーレイをはじめとしたゴーストバスターズの連中が、あのコスチュームに身を包んで、愉快な音楽に乗って現代風なオバケ退治をするという、ただただくだらなさを追求しただけの、言ってみれば馬鹿ムービーです。だからこそ特大ヒットしたし、みんなの記憶にも残っている。巨大化したマシュマロマンの登場に喝采をおくったじゃないですか。
まあ、前と違ったものを作らならきゃという気持ちはわかります。観客(オレ)なんてわがままなものなので、製作者のみなさまには、そんなことは気にせずに作り続けていただきたいです。