【実は前衛的な歴史ドラマ】
空前のベロッキオブームが来ている中で、気乗りがしないながらも有名どころは押さえて置こうとチマチマ観ている。本作はカイエ・デュ・シネマがベストに入れているだけあって、ただの…
迫りくる軍靴の音。画面上を踊り狂う「戦争!」のテロップ。ファシズムのパワーがイタリア全土に波及していく光景を狂熱的なテンションの演出で描いていて、その圧のエグさに只々ド肝抜かれる。撮影と照明がノワー…
>>続きを読む凄まじい陰影で外連味溢れた画面の連続。雪夜の美しさなんて常軌を逸してる。とあるシークエンス以降、ムッソリーニは映写機を介してフレーム内に現れることで、メロドラマを破滅へと向かわせるように次第に虚構性…
>>続きを読む全身全霊をかける女性。気迫。情熱。
病院で映像を観るシーンが印象的だった。
イタリアや世界の歴史や政党の知識を少し身に付けてから観た方が、冒頭の勢いにのれたかなぁ、と。
そして西部劇同様、顔がうま…
ファシストの独裁者ムッソリーニを愛した女性イーダ・ダルセルの凄絶な半生を描いた映画
彼女の鉄の意思、決して諦めない不屈の精神に心を打たれた
ヒトラーの映画はメチャクチャ多いが、ムッソリーニの作品…
イタリアの独裁者ムッソリーニに自分のすべての人生や財産を投げ打って彼を愛し彼の理想を実現させようと支えた女性イーダ
やがて彼女は彼の子どもを産むが、彼にはすでに家庭を持っていたことを知る
歴史の闇…
ムッソリーニを愛して、子供ができて。
ああ、ここから幸せになるんだなって思ってたら、ムッソリーニにはなんと、奥さんと子供がいて、それでも自分はムッソリーニの妻ですって訴えたら精神病院に入れられちゃう…