映画は、撮影時(1973年)の京都の雑踏シーンから始まる。街を行き交うお洒落で屈託のない笑顔で語り合う女子大生たち。物語はわずか4年前の出来事なのに、そのギャップ、彼我の違いを端的に描いているオープ…
>>続きを読む思春期に原作を愛読していた個人としては非常に残念なラスト演出だった。あの恐怖の表情は何もかも台無しだ。故人の冒涜だ。死を美化せよと言うのではなくもっと繊細に表現するべきだった。
原作に近い時代のロ…
1973年 日本 監督大森健二郎
キャスト:角ゆり子、地井武男
高野悦子さん。立命館大学生、20歳。
忘れられない作品だ。この本で「シアンクレール」を知った。
学生運動で授業も、試験もまま…
旅に出よう
湖の水面を暗やみの中に漂いながら
笛をふこう
そして、ただ笛を深い湖底に沈ませよう
( 自殺2日前の日記 )
1969 年 当時立命館大学に通う高野悦子という女性の日記…
この映画から…
大学生の高野悦子が二十歳になってから、自殺するまでの約半年間を綴った日記の映画化。高野役を演じる角ゆり子の可愛らしさが目を惹く。
日記には描かれていない、列車への飛び込み自殺をするまでの道程と妄想…
エッセイが原作なだけあってか、モノローグ軸に進んでいく展開。実話を元にしているから、共感や面白さを持って観る映画じゃないなーという感じ。
私の年齢では印象が良いとは言えないけれど、やっぱり同世代だと…
高野悦子が残した自伝の実写化(原作は未読)。二十歳で自殺する姿は当時としてはセンセーショナルだったのかもしれないが、今では正直なんとも…。本人が残した日記は凄いのかもしれないが、映画は期待していたよ…
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