たらお

ホッタラケの島 遥と魔法の鏡のたらおのレビュー・感想・評価

3.5
高校生の遥が母との思い出の鏡を探すためホッタラケの島で冒険をするお話。
人がいつしか忘れ、ほったらかしにされた宝物たち「ホッタラケ」という設定がいいですね。
ホッタラケ島の世界観には子ども心がくすぐられました。
ホッタラケの寄せ集めからできた建物、街並みやそこに住んでいる狐達の日常風景をもっと見たかったなーと思ったり。

子供向けですから当然ではありますが、そこまで悪者らしい悪者が存在するわけでもなく、暴力・残虐描写もないので気楽に観られました。
パートナーであるテオ君の成長や、遥にとって子供の頃の大事な友達だったコットン(ぬいぐるみ)の愛らしさと勇姿は熱いシーンでしたね。
テオ君の「人が最後にホッタラケにするのは……それは『思い出』なんだ」
という台詞が心にグサグサと刺さりました。
物も思い出も大切にしようと改めて思わされた一作です。
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