支配と束縛、
社会の空気と掟。
私たちを取り巻く全てからの
解放と開放の逃走旅。
もう誰にも縛られたくない。
もう誰にも止めさせない。
こんな私がいたんだ。
これこそが、私なのだ。
私が私になっていく。
世界の景色が、彩りを魅せていく。
もう決して振り返らない。
あなたと2人。私たちで何処までも。
あぁ、あんな最後見せられたらもう
たまんないでしょ。
理性から野性へ還るように
旅の出発時から最後にかけて飾り気を失っていきながらもキラキラと輝きを魅せていく顔つきと性格の変化がとても良い。
誰の為でもなく私の、私たちの為に進んでいくしかなかった彼女たちの選択そのものにこの社会に対する心の叫びが、この世界に立てる中指が映し出されているようでした。
ホント最後まで〝アクセル〟全開の展開にヒヤヒヤしながらも、ラストは見事な爽快感でした。