面白かった。なんて悲劇なんだろう。
あらすじをウィキペディアで読んでからのぞみました。あらすじ通りの内容でした。
その話の色々な断片が、背景が時代をそのまんま表していて、それは小津安二郎の長屋…
主人公のまだ幼い小学生が、父を毒殺し、
ラスト投身自殺という言葉が出ない衝撃のラスト。
子供は純粋がゆえ、大人の言葉をそのまま鵜呑みにしてしまう。
兄は戦争で闘ったが、それが終われば国の厄介者に…
【寝たきり老人という普遍的な問題】
ロッセリーニのネオ・レアリスモを代表するとされる作品ですが、ようやくDVDにて鑑賞
モノクロ画面でスタンダードサイズ。敗戦直後のベルリンはまさに瓦礫の山。そこ…
このレビューはネタバレを含みます
貧困故に病気持ちの父は悪なんだと他人の言葉を信じ込んでしまい、自分の父親を手にかける息子の姿は衝撃的だった。戦争で廃墟と化したベルリンの現実。這い上がるにも這い上がれない貧困と飢え。自分と家族の面倒…
>>続きを読むロッセリーニ監督の戦争三部作「無防備都市」(1945)「戦火のかなた」(1946)に続く三作目。
これほどの衝撃作とは思わなかった。ロッセリーニ監督に対するイメージが変わるほど、様々な覚悟の決まっ…
純粋な子供が戦争後の過酷な状況に振り回された挙げ句、自分の体に教育という名で染み付いてしまった戦争の亡霊によって地獄へ叩き落とされるあまりにも過酷すぎる内容のこの映画の前では、普通の戦争映画は役者の…
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