ドイツ零年に投稿された感想・評価 - 2ページ目

『ドイツ零年』に投稿された感想・評価

糸侖

糸侖の感想・評価

4.0

戦後のイタリアの様子をありのまま見た気がする。

家族のために働く以外の選択肢のない子供。足元を見られても、搾取されていてもそこに抗うことのできない子供。まだたったの12歳なのに。純真で、ただただ家…

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詩郎

詩郎の感想・評価

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確かに映像と映像をぶつけてそこに新しい意味を生み出すためのモンタージュ使ってないように見えた
奥行きを使ってモンタージュを使わなくても表現できることは表現してる
これがリアリズムというやつなのか…?…

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初見時は気色悪いとしか思えなかったが、再見してみて少年の視点を介した反戦映画なんかじゃないと気付く。そもそも瓦解した世界において子供であることは不利にしか働かないし、反射的に無垢(無知)を装っても内…

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sushi

sushiの感想・評価

4.2

まず、会話の場面で人やカメラがよく動いて退屈しなかった。また、元教師と少年が路面電車に乗って車両が画面から抜けていくと同時に背景の荒廃した街並みが姿を現す場面は、フィクションの人物の一時的な不在によ…

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natalie

natalieの感想・評価

4.9

自殺に至るまでの少年の行動、顔

道に残った跡をジャンプしながら歩いたり
遊んでいる子供達と遊ぼうとしたり
教会の音楽で周囲が立ち止まる中1人で歩き出したり
ジャケットをかけて、滑り台のように剥き出…

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 瓦礫の中、教会を見上げるシーンが特に鮮烈だった。
やっと広い空を見れた、唯一の救い。

 カメラや登場人物の動きにテンポ感があり、淡々としてるのが不気味であった。人物を撮るというよりも街の景色全体…

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似太郎

似太郎の感想・評価

4.6

非常にアクチュアルな素材だけに緊迫感が半端ではない、ネオレアリスモの金字塔的作品。無垢な子供の視点を借りて、歪んだ社会の内実を浮き彫りにさせた極めてダークな作品でもある。

ロッセリーニの代表作『無…

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RIO

RIOの感想・評価

3.8

エドムンドを追いつめた苦境
思い詰めた行動は家族の前で行われた
誰にも知られずに

戦後2年後のベルリン
何もない秩序もない大人たち子供たちの言葉がエドムンドの善悪の世界を構築している

誰もが願っ…

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cyph

cyphの感想・評価

3.5

戦争はつらい、敗戦国の子どもはとくに…となる 戦争によってぐしゃぐしゃの廃墟と瓦礫の山と化したベルリンの街のスケッチ 寝たきりの父、住民登録をして逮捕されることを恐れてひきこもったままの兄、生活のた…

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いち早く戦後のドイツを映したのが、『無防備都市』でナチスの暴虐を映し出したロッセリーニ監督だったとは。
廃墟の中に響き渡る演説や、あてもなく1人遊びするエドムントの姿、それら全てに救いの無い虚しさを…

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