このレビューはネタバレを含みます
地方講演の依頼があり電車で向かう作家ジェラルド
バイセクシャルでアル中の彼は
講演中の姿を8mmフィルムに収める妖艶な女が目に留まる。
講演先の主催者でもある彼女と
一夜を共にしたジェラルドだったが…
ヴァーホーベン作品の中でも特に変態的かつ演出が洗練されていて、今まで見た彼の作品で一番のお気に入りとなった。
いきなり主人公が下半身丸出しで登場したり挙動にも同性愛入っててちょっとイかれたところが…
ポランスキーみたいな妄想ホラーに、悪女ミステリーの娯楽性。
ウェットで艶やかな撮影が美しい。
相変わらずテンポやおっぱいの配分はいいけどストーリーにエンジンかかるの遅すぎな気がする。もう一山ほしいく…
蜘蛛のオープニングから秀逸。氷の微笑の前身ともいえなくない内容だが、あちらに比べてこっちはリンチ的とでもいえる幻視のシーンが多々あって面白い。
チンコ、グロ、エロはちゃんとおさえてあるバーホーベン映…
キリスト像と蜘蛛にかぶってタイトルとクレジットが出る時点で引き込まれ感がやばい。
もちろんキリスト教がテーマの作品で、ヴァーホーヴェンはキリストの本まで出してるし、ロボコップなんかも物凄いキリストっ…
この映画は同じヴァーホーベン監督の氷の微笑の元になったような映画で、ジャンルとしては一応悪女ものである。
だが実は氷の微笑とも大きく違う悪女ものなのだ。
この映画のラストは詳しくは書かないが、ヴァー…