1984年の東ベルリンを舞台に、盗聴任務の男性の心の変遷を描く人間ドラマ。監視社会を生かした、静かな緊張感と先の読めない展開の良作。
ただし、主人公の心の変化に感情移入しづらい。共産圏の恐怖の描写は…
完全に強固な体制側だった主人公が反体制の私生活を覗き見るうちにその人間性に触れて徐々に心が揺らいでいく。人間は変われるんだ。共感できる演技。ほかの役者さんもそれぞれ味があって素敵でした。しかし高官は…
>>続きを読む旧東ドイツ、シュタージの監視社会がリアルで、一般市民の窮屈な暮らしぶりが想像できた。ヴィースラーの人生は幸せそうには見えないけど、あの時行動できたこと、それが伝わったことで報われたんだ、と思える結末…
>>続きを読む東ドイツで反体制疑いの作家を盗聴をしていくうちに心動かされ、こっそり国家に背き作家を救うおじさんのお話し。
気球で西側に脱出する映画を思い出した。
生きづらい時代の東ドイツの物語は辛いものが多い…
ゲスい大臣
ドイツが東西に分かれていたころの東の方の話。相互監視の窮屈な社会では権力を握った者が暴走するという共産主義の特性をよく表したストーリーであった。特に一番上の大臣のゲスっぷりが際立つちん…
このレビューはネタバレを含みます
主人公の心情の変化から人為的な物を感じてしまった。というのも、社会人の上層部、ましてや国家保安局の局長ともなる人間が易々と人情に心が流されるとは思えず、動機として腑に落ちなかった。
持論だが社会とは…
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